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その不調は「天気」が原因?|「気象病」のメカニズムと緩和方法

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その不調は「天気」が原因?|「気象病」のメカニズムと緩和方法

「天気が崩れると、なんだか体調がすぐれない…」

毎年、梅雨の時期になると、
頭痛やめまい・だるさなどの体調不良で悩まされる方は少なくありません。

このように気温や気圧、湿度など気候の変化によって、
引き起こされる体調不良の総称を「気象病」と呼びます。

「気象病」という言葉は、まだまだ聞きなれない方もいると思いますが、
最近では、雑誌やテレビ、本などでも取り上げられることが増えているんです。

なぜ、今あらためて「気象病」が注目されはじめているのでしょうか。

それは、昨年から続く新型ウイルスの影響で、
「気象病」の症状を訴える方が増加しているからなんです。

実際にFMT整体に来られる患者さんと話していても、
「今までは、天気が悪くてもなんともなかったのに…」と
コロナ禍になってから天気の影響を受けるようになったという方は多いです。

そこで、この記事では、
気象病のメカニズムと症状の緩和方法、予防方法などについて詳しく解説していきます。

今後も増えることが予測される気象病。

現在、悩まされている方はもちろんですが、
「今は大丈夫。」という方も知っておいて損はありません。

ぜひ、この記事を参考にして、季節の変わり目を乗り切っていきましょう。

1.なぜ、天気が崩れると体調に影響するのか?

私たちの体は、気温・気圧・湿度といった環境の変化に対して、
「常に一定の状態を保つ」ために体を変化させるという仕組みを持っています。

例えば、夏の暑い日に外で運動すれば、汗をかくと思いますが、
これは、体温を一定に保つために「汗をかいて体の温度を下げる」という仕組みなんですね。

これは、気圧や湿度の変化に対しても同じように働くのですが、
特に「気圧」の変化に対して、体が調節ができなくなると気象病のような症状が起きます。

「内耳」の働きが乱れると気象病に繋がる

気圧の変化を感じ取るのは、耳の奥にある「内耳」という場所です。

この内耳がセンサーのような役割をしていて、
脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えています。

気圧の低下→内耳(気圧センサー)→自律神経のアンバランス→頭痛、めまい

出典:頭痛ーる

しかし、内耳のセンサーが敏感に反応しすぎると、
脳に対して過剰に信号が伝わることで、自律神経のバランスが乱れ、
結果的に頭痛やめまい・疲労感・関節痛・気持ちの落ち込み・吐き気・喘息などの不調に繋がるんです。

2.気象病を緩和するキーワードは「血流を良くすること」

内耳の働きが乱れる一つの要因は、「血行不良」です。

特に耳のまわりの血行が悪くなると、
内耳がむくんで過敏になり、気象病を起こしやすくなると言われています。

現在は、ウイルス対策として、マスクを着ける機会が増えました。

マスクのゴムを耳に長時間かけていることで、耳周りの筋肉が硬くなり、
血液の循環が悪くなることで気象病に悩む人が増えているのではないかと感じています。

ですから、気象病の症状を緩和したり、予防するためには、
耳周りの血流を良くすることが大切になってくるんですね。

耳周りの血行不良の原因は、首や肩の過緊張

また、耳周りの血流を良くしようと思ったら、
側頭部や首・肩の筋肉も同時に柔らかくする必要があります。

以下の画像を見ていただくとわかりますが、

頭の血管

側頭部(こめかみ周辺)や首や肩には、大きな血管が通っているので、
その周辺の筋肉が硬くなってしまうと、耳への血流量が減り、血行不良に繋がってしまうんです。

また、頭部や首・肩の筋肉が緊張すると、自律神経のバランスも乱れるため、
気象病のはじまりは、「首・肩の筋肉の過緊張」といっても過言ではありません。

実際にFMT整体に来られている患者さんで気象病の症状を訴える方は、
ほぼ、例外なく首や肩周りの筋肉が緊張しています。

しかし、耳周りや頭部、首や肩の緊張が緩んでくると、
気象病のような症状が緩和されたり、改善される方も多くいるんですね。

3.気象病を緩和・予防するセルフケア

では、ここから今すぐご自宅でできる気象病のセルフケアを紹介します。

今回、紹介するセルフケアは、
「気象病の症状に効果があった施術方法」をご自身でできる形にして、お伝えしています。
ぜひ、動画の説明を最後まで聞いて、取り組んでみてください。

セルフケアの詳細は、以下の動画をご覧ください。

上記の動画で解説しているセルフケアは、

・症状が起きる前 
・症状が起きそうな予兆を感じはじめたとき など

症状がひどくなる前に行うと、症状が出にくくなったり、症状の緩和に繋がるのでおすすめです。

4.気象病をさらに改善するために

気象病をさらに改善・緩和していくために、セルフケアと合わせて以下の生活習慣も取り入れていきましょう。

①塩水を飲む

気象病に限ったことではありませんが、頭痛やめまい、倦怠感を抱えている方は、
水分不足に陥っている可能性があります。

体の血液は、水から作られるのですが、体内の水分量が不足していると、
十分な血液を作ることができません。

ですから、体のいたるところで血行不良がおきます。

以下の記事で体に吸収されやすい水の作り方と飲み方を紹介しているので、
ぜひ参考に取り組んでみてください。

体の疲労・不調の解消に効果的な水の飲み方3つのポイント

②軽い運動をする

血液は、筋肉を動かすことによって全身に送られやすくなります。
ですから、血液循環を良くするためには運動が必要です。

天気が良ければ、20分程度のウォーキングがおすすめですが、
梅雨の時期などは外で運動ができないと思います。

そんなときは、以下の呼吸法で全身の血液循環を良くしましょう。

しっかりと呼吸法をするだけでも、血液循環は良くなりますし、
この3・6・9呼吸法は、自律神経も整いやすくなりますので、気象病の緩和にも繋がります。

③入浴

入浴は、体の血流を良くするためには、最適な方法のひとつです。

以下の方法で入浴をすると、リラックス効果もあるため、
ぜひ、梅雨の時期は積極的に入浴をしていきましょう。

・40度前後のぬるめの温度設定にすること
・15分~20分前後、浸かること

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

心身を癒す入浴の効果と方法|日本人が生み出した健康の知恵

5.最後に

「雨の日は、体調が悪いのが当たり前。」

もし、あなたが今までそのように思っていたなら、
今回の記事を参考に実践をしてみてください。

もちろん、人間の体には個人差がありますから、
「まったく天気に左右されなくなる」というのは難しい場合もあります。

しかし、体は「毎日の積み重ね」で必ず変わっていきます。

この梅雨の時期は、自分の体と向き合う機会と捉え、
一つでも体を良くする習慣を生活に取り入れてみませんか?