症例

手根管症候群 症例 セルフケアDVDで早期改善 女性 50代

手根管症候群Nさん

手根管症候群

こんにちは。FMT整体の山極です。

両手全部の指のしびれと痛みで手根管症候群と診断を受け、当院に来院された会社員のNさん(女性・50代・長野県)の症例です。

初来院の半月前から購入していたFMT整体の手根管症候群セルフケアDVDとの併用で早期回復につながった経過をご紹介します。

発症のきっかけ

Nさんが症状を発症したのは初来院からさかのぼること10ヶ月前、雪かきがきっかけだったと言います。でも、長野県の中でも特別降雪量が多い地域にお住まいのNさんにとって、雪かきは毎年恒例のこと。なぜ急に?と思いお話を聞いてくと、Nさんにはもうひとつ思い当たることがありました。

雪かきの2ヶ月前、のちのち全国ニュースでも騒がれることになる震度5強の地震がNさんの住む地域を襲いました。夜の10時頃、家の2階で寝ていたNさんは激しい揺れで飛び起き、身の危険を感じてすぐ家の外に避難しようとしました。真っ暗闇の中、手探りで階段を降りようとした瞬間、体ごと飛ばされそうな揺れが襲い、Nさんはとっさに近くにあった柱を両手で思いっきりつかんだそうです。

この時の揺れによってNさんの自宅は1階部分が崩れ落ちてしまったそうです。揺れがおさまったスキに、かろうじて形が残っていた階段をつたって1階に降り、ガレキをかき分け、無事に避難することができました。九死に一生の体験をしたNさんでしたが、その時は手はまだなんともありませんでした。しかし、約2ヶ月後に突如発症したため、この時の出来事が何か影響しているのではないかとNさんは感じていました。

症状・診断

Nさんは24時間続くしびれと、夜中や朝方に増す痛みによって何度も目が覚めてしまいました。寝ている最中のふとした動きでも激痛が走るので、添え木をしていないといられないほど。会社で経理の仕事をしているNさんは、パソコンを使うのもペンを持つのも痛くて長時間は続けられず、生活に大きな支障が出ていました。

整形外科でついた診断名は「手根管症候群」。痛み止め薬、湿布、電気治療、ステロイド注射……あらゆる治療を受けましたが一向に改善せず、最終的に「手術しかない」といわれました。でも絶対に手術はしたくないという一心で、Nさんは他にも5〜6軒整形外科を回ったそうですが、どこへ行っても最終的に言われることは同じ。

そんな中、FMT整体を知りました。しかし、「行ってみて治らなかったらどうしよう」と考えるとすぐに予約をとることがためらわれました。かといって、他になす術もなかったNさんは、半信半疑ながらもまずは手根管症候群セルフケアDVDを購入して自分でケアを開始することに。

涙が出るほどの痛みやしびれのレベルを10とした場合、Nさんの元々の痛みは両手ともに9。それが、セルフケアDVDを初めて約2週間、痛みは「7〜8になったかな?」程度で、始めたばかりの頃は、率直なところ期待したほどの効果は感じらませんでした。

いよいよ手術が現実のものとして頭をよぎり始めましたが、「最後のさいご、実際にFMT整体で施術を受けてみて、これでダメだったら手術をしよう。」そう覚悟の上、施術予約を取られました。Nさんが当院に来院したのは、DVDのケアを開始してから18日目のことでした。

治療計画・方針

Nさんの体は全体的に緊張が強くみられました。特に緊張が強かったのは、症状が出ている部位に近い手首〜前腕部。ハリが強く、手首の動きも悪くなっていました。また、肩や首なども全体的に硬くなっていましたので、初回の施術では、これらの部位を中心に全身に施術を行いました。

家が崩壊するほどの大地震を経験したNさんの体は、命の危機を感じて過緊張を起こし、肉体的な負荷が一気にかかったのはもちろん、長年暮らした自宅が壊れてしまった精神的ショックや仮設住宅で始まったばかりの慣れない生活、そして雪深い2月の長野県の極度な寒さなども重なって、心身ともに極度の疲労状態にあったであろうことは想像に難くありませんでした。

さらには、「寝てもさめても一日中手のことで頭がいっぱい」で、仕事も手につかず、症状それ自体が更なるストレスを生み出して悪循環を起こしているように見受けられました。

初回施術終了後、開口一番にNさんは「こんなに弱くてよかったんですか?!」と施術の刺激があまりにも弱かったのことに驚きを隠せない様子でした。実際の施術と比べ、Nさんは倍以上の力でDVDのケアを行っていたそうです。それでも本人は弱いつもりで物足りなかったようですが、これまで変化を感じられなかったのは強すぎたせいかもしれないとご自身で振り返っていました。

Nさんには、DVDのセルフケアへのアドバイスもお伝えし、はじめのうちは1週間に1回のペースで通うよう提案をしました。

症状改善までの経過

2回目来院時:前回施術を受けた当日の夜、発症以来飲まない日はなかったという痛み止め薬を飲まずに済んだ。翌朝、今まで7〜9でウロウロしていた痛みレベルが初めて4に。ほか、2日間だるさ、ポカポカ、眠気を感じたのと、3日目だけ一時的に痛みレベル8になったが、またすぐに4に落ち着く。
施術の効果を実感したことと、弱い刺激の意味もわかり、DVDセルフケアも安心して取り組めたとのこと。

3回目:右手はほぼ痛みがなくなり、しびれのみに。左手も施術後、一時的に痛みが強くなるが、その後はさらに良くなり、夜に添え木で固定しなくても済むように。
そのほか、痛みやしびれ以外に、施術を受けた直後は涙がいつも出る(=目が潤う感覚)、施術後1日はタバコを吸う気がなぜかなくなるなどの変化も。

4回目:両手ともに痛みはほとんどなくなり、しびれも24時間あったのが断続的になる。この頃には手や指のこわばりや腕のハリ、肩や首の硬さもずいぶん柔軟に。治るという確信が持てるようになってきて、1週間に1回ペースだった通院を2週間空けてみることに。
また、最初は「こんなんでいいの?」と思っていた優しいDVDのケアが心地よく感じるように。

5回目:しびれもほぼなくなる。手首を内側に折り曲げた動作時のみ、わずかにしびれているかな?程度で生活への支障は一切なくなり、セルフケアをやっていれば大丈夫という自信もあって、今度は1ヶ月あけてみることに。

6回目:完治。わずかにしびれる時があったというが、急に暖かいところから寒いところに行った際ですぐにおさまったので、それが手根管症候群のしびれなのか寒い時に手がかじかんで起きるしびれなのかもわからないほどに回復。

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初来院から約2ヶ月、引き続き自分でセルフケアDVDを継続していくこととし、一旦通院終了となりました。

最後の来院日、Nさんが書いてくださった施術の感想の声はこちら↓

何件もの病院で手術をすすめられた手根管症候群が完治したNさんの声
病院を何件回っても手術をすすめられたNさんは、ほとんどダメ元でFMT整体に来院しました。これでダメだったら手術を覚悟していたNさんでしたが、何ヶ月も悩んだ症状が来院したその日からぐんぐん良くなっていき、最終的に完治まで行きました。DVDも併用しながら回復を早めたNさんのお声を紹介します。

施術家からのコメント

誰でも日々の肉体的なストレスや精神的なストレスによって、心身が疲労するのは当然のことですが、本来、栄養と休養(睡眠)を適切にとれば、私たちの体はちゃんと回復するようにできています。

しかし、疲労が解消されないまま蓄積したり、突如襲う災害や急激な環境の変化などで、限度を超えたストレスが一気にかかると自律神経の働きが乱れ、筋肉の過緊張が起こります。すると、疲労度に対して回復度が追いつかず、症状が慢性化してしまうことがあるのです。

Nさんの場合もまさに、地震が起こったことによる一連の体験が大きく影響して、心身ともにバランスが崩れてしまったのかもしれません。

そこで、筋肉を緩める当院の施術が症状の緩和・改善の後押しになったのと、Nさん自身も施術と並行して行ったDVDのケアがさらに早期回復を加速させたのではないかと思います。

たとえ「手術しかない」と言われた症状であったとしても、自分の症状の原因を知り適切なケアをすれば、回復していく可能性は十分になると私たちは考えています。

もしあなたが今、悩んでいる症状があればお手伝いできることがあるかもしれません。わからないことがあればひとりで悩まず、いつでもご相談くださいね。

この記事を書いた人

山極理奈

山極 理奈

ごく普通の会社員だった私がFMT整体と出会ったきっかけは、長年付き合った足底筋膜炎。お坊さんが始めたという整体が大事にしていた「必ず挨拶をすること」という姿勢に感銘を受けた。同時に、自分の健康を自分で整えられるようになりたい、また、家族や友人の役にも立てるかもしれないという思いから、施術家の道へ。現在、東京大崎院と東京目白院を担当している。