症例

不眠症|40代 女性 介護職

不眠症

不眠症

こんにちは。FMT整体の三輪です。
最近、FMT整体には、不眠症の方の来院が増えています。

現在の日本では4人に1人の割合で不眠症が発症するとも言われており、不眠症を長く患っていると精神疾患にも繋がってしまうため早めに改善への取り組みをしていくことが大切です。

本日は、FMT整体に不眠症で来院された患者さんの症例を紹介させていただきます。

症状・診断

40歳女性のKさんは、介護のお仕事に加え、親の介護もしなければいけないという状況で肉体的にも精神的にもキツく、それから、だんだん眠れなくなってしまったようです。

病院では、不眠症と診断をされて「睡眠導入剤」「精神安定剤」を処方されました。睡眠導入剤を飲むことでなんとか眠りにつくことはできるようですが、寝たというだけで熟睡感はなく、約2年ほど経っても「薬がなければ寝ることができない」という状態でした。

このまま薬を飲み続けることへの怖さもあり、「薬を使わずに眠れるようになりたい」という思いから、鍼灸や整体にも通いますが、あまり改善は見られず、それからもいろいろ調べているうちにFMT整体にたどり着いたようです。

治療計画・方針

Kさんの不眠症のタイプとしては、なかなか寝つけない(入眠障害)という状態です。介護などの肉体的な疲労から首や肩、腰の慢性痛もあり、体の背面の筋肉がかなり緊張していました。

そのため、背面の筋肉、特に首や肩の筋肉の緊張が交感神経を優位にさせてしまい、寝つけなくなっていると考え、施術は、首や肩周りはもちろん、呼吸も浅くなっているので胸郭周りの施術も行いました。

症状改善までの経過

2回目の来院:不眠症の状態には特に変化はなく「体の痛みが多少、楽になったかな。」という状態でした。

3回目:「寝ようと思うほど、覚醒してしまう」とのことで、状態に変化はありません。ただ、施術中に体の力を抜けるようになってきたためか、施術後は「うとうとする」というような眠気が現れはじめました。

4回目:「眠れないのは変わらないが、夜になると眠気を感じるようになってきた。」とのこと。また、薬を使わないと寝つけないが寝れたら朝までぐっすり寝れるようになり、熟睡感も出てきました。数年ぶりに熟睡できたそうです。

5回目:「さらに眠気が強くなってきてなんとか薬を飲まなくても寝つけるようになってきました。」と報告をいただきました。2年も飲んできた薬をやめたことで、寝つくまでに少し時間はかかるようでしたが、薬を使わずに眠れた。ということKさんにとってはとても大きな進歩でした。

6回目:多少の寝つきの悪さはあるものの、寝れたらぐっすり眠れるということで非常に体調も良いとのことでした。

また、遠方から来られていたことと、親の介護で家を離れることが心配ということもあって「調子も良いので一旦様子見にしたい」という申し出があり、6回で一旦終了となりました。

施術家からのコメント

Kさん、その後、調子はいかがですか?
日々の介護で、どうしても肉体的にも精神的にも
ストレスがかかると思いますし、体調にも波が出てくると思いますが、

自分の体を休める時間を必ず1日のどこかでとって、
お伝えしたエクササイズや入浴などで体のケアを行ってくださいね。

体が疲れてくると、精神的にも余裕がなくなってきます。

介護は、誰かを支えるという立場ですが、
誰かを支えるためにも大切なことは、ご自身の体調管理だと思いますので、
あまり無理せずにお過ごしください。

そして、「疲れた。」と思った時には、いつでも心身を癒しに来てくださいね。

この記事を書いた人

三輪 拳

三輪 拳

中学生のとき、オスグッドに悩み、地域の治療院を巡るが1年半治らずFMT整体と出会う。どこに行っても改善しなかった自身の痛みが改善したことに感動し、「自分も将来、困っている人や苦しんでいる人の役に立てる人になりたい」という気持ちを持つようになる。高校では陸上競技をはじめ、山梨学院大学にスカウトで入学するも中退。その後、FMT整体で学び始め、18歳でセラピストデビュー。現在は、FMT整体愛知小牧本院を担当している。