健康コラム

逆子の赤ちゃんとお母さんのホントの気持ち

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「逆子がなおる可能性はありますか?」

FMT整体に来院していたご主人からのお電話でした。

奥さまが現在妊娠9ヶ月。お腹の赤ちゃんが逆子で今の状態がつづけば、帝王切開になるというお話でした。

次の病院でそれが決まるとのこと。

なおるとは断定はできないけれど、身体を整えていくことで“赤ちゃんとお母さんにとって自然な形”におさまる可能性があることをお伝えしました。

 

その後、来院した奥さま(Aさん)にお話を伺うと、
ずっとお腹の中で赤ちゃんはくるくると動いていたとのこと。

大きくなっていって動けなくなり、逆子になるといけないからということで病院で逆子体操を指示され、体操をはじめたころから赤ちゃんが動かなくなり、ついにお腹の中で真横になって動かなくなってということでした。

「逆子体操をはじめて腰の痛みは落ち着いたんですけどね…」とお母さん。

ひとまず、問診をしてAさんのお腹の状態・身体の状態を確認し、腰や骨盤付近など気になる部分を施術していきます。

ちなみにAさんは今回のお子さんが2人目で前回は自然分娩。
2歳になる可愛いお子さんがいらっしゃいます。

話をしていると、ふと気になることが。

施術をしながら、Aさんと交わす言葉の中に少しだけ引っかかりを感じていました。

「Aさん、なぜ逆子を治したいんですか?」
と聞いてみると、

「帝王切開になると、入院になるといろいろと困るので…できれば自然分娩にしたいんです」これを聞いて引っかかっていた部分がつながりました。

施術を終えたあとに、Aさんとすこし話をします。

「お腹の赤ちゃんに、声をかけてあげてください」
「あなたはどうしたいのかな?って」
「かまって欲しくてスネてしまっているのかもしれませんよ」

いろいろ話をお聞きしていると、Aさんはご実家が遠いようで、子育てを手伝ってくれる方はなかなか近くにおらず、小さいお子さんもいます。

お母さんの意識は、お腹の赤ちゃんではなく、目の前の生活や入院した場合に残された家族に起こってくる問題をどうしようか、というところに向かっていたのかもしれませんね。

「そういえば、この子(お腹の赤ちゃん)には一人目のときみたいに声をかけてあげれてなかったです。帰ったら聞いてみます!」

Aさんは、お子さんとともにお迎えに来られたご主人の車で帰っていきました。

 

施術から5日後くらいでしょうか。
Aさんのご主人から連絡が入りました。

「今日の定期健診で逆子がなおっていました。ありがとうございました」

実際、逆子がなおった理由は施術なのか
はたまたお母さんの声かけが良かったのか…
本当のところは、赤ちゃんだけが知る世界なのかもしれません。

 

これは、過去に来院された患者さんのお話ですが…

身体に起こるできごとは、何かしらのサインであることがほとんどです。
自分自身では感じられていないことも、あなたの身体はいち早く認識し、あなたに気づいて欲しくて、一生懸命伝えようとしてくれています。

施術家をつづけていると不思議なできごとに関わらせてもらうことがあります。

そんな出来事に遭遇するたびに、あらためて身体の可能性を感じます。

この記事を書いた人

柴田 友里絵

柴田 友里絵

バスケットボール部のマネージャーを務めていた高校時代。さまざまな出来事から当たり前だと思っていた治療法への疑問を感じ、FMT整体へ飛び込む。そこで出会った、原因不明の膝の痛みで「もう手術しかない」と宣告された中学生が、手術せずに改善していく光景に衝撃を受け、弟子入りを決断。「痛みで人生を諦める方を一人でも減らしたい」という思いで通算2万人を超す臨床経験を経て、FMT整体の代表に就任。現在はセラピストとして現場に立ちながら、次世代セラピストの育成、命の不思議や心身のつながり・自然から学ぶ健康法などをテーマに、体感型のセミナーを全国各地で行っている。