耳鳴り・難聴・めまいを
根本的に改善するための施術方法

耳鳴り・難聴・めまい

「当たり前」になってしまいやすい耳の不調

現在、耳鳴りに悩む方は300万人、悩むほどではないが日常的に耳鳴りを感じている人は2000万人を超え、その数は今もなお増え続けていると言われています。

そして、多くの方が耳鳴りだけでなく、難聴やめまいといった症状も併発しているようです。

こういった症状を抱えている方の中には、医療機関などで治療をしているという方もいますが、

・「この症状とは上手く付き合っていくしかない」
・もう、慣れてしまって、耳鳴りやめまいがあることが当たり前になっている

という方も少なくありません。

実際に施術の現場でも、耳鳴りやめまいは改善する可能性があることを伝えると「良くなるものなんですね。もう諦めていました。」とおっしゃる方もいます。

もしかしたら、このページを見ているあなたもそのように思われているかもしれませんね。

ただ、耳鳴りやめまいは、決して治らない症状ではありません。
症状には、必ず原因があり、その原因をひとつひとつ解消することができれば、改善に向かっていきます。

ですから、このページでは、耳鳴りや難聴・めまいの原因や根本的に改善していくための考え方を順番に説明していきます。

一緒に改善に向けて、取り組んでいきましょう。

そもそも、耳鳴りや難聴・めまいとは
どのような症状なのか?

耳鳴りの症状

耳鳴りは周りで何も音が鳴っているはずがないのに耳の中に様々な音が聞こえる状態のことを指します。
代表的な聞こえ方としては、

  • ゴー、ザー、ジー、ブーンというような低い音
  • キーン、ピーという高い音

など、人それぞれ聞こえ方には違いがあります。

難聴の症状

耳が聞こえにくくなることを「難聴」と一般的に呼びますが、難聴と一言で言ってもさまざまな種類があります。
代表的なものとしては、以下の通りです。

  • 耳が詰まった感じ
  • 音が変に歪んで聞こえる
  • 低い音で耳鳴りがする
  • 耳の中で水が入ったような感じがする
  • 自分の声が響く

めまいの症状

一般的に「めまい」は、目の前がグルグルと回ったりような感じや、ふわふわと浮遊感がある感覚が一般的ですが、以下のような症状もめまいに含まれます。

  • 目の前がぐるぐる回る
  • ふわふわする、クラクラする
  • 気が遠くなりそうな感じがある
  • 意識が遠のいていく感じがある
  • 眼の前が暗くなる
  • 物が二重に見える

メニエール病

メニエール病は、めまい、耳鳴り、難聴が繰り返し起きる症状のことを指します。
症状が出るタイミングは不規則で、症状が起きる回数も継続する時間も人によってバラバラです。

その他には、吐き気、耳の詰まった感覚、冷や汗、脈が早くなる、などもメニエール病の症状と言われています。

耳鳴りやめまいは、体からのSOSサイン

ここまで、耳鳴りやめまいの症状についてお伝えしましたが、まず、大前提として知っておいていただきたいことがあります。

それは、「耳鳴り」「難聴」「めまい」は、それ自体が病気ではないということです。

耳鳴りという病気が存在しているのではなく、体の中に何かしらの不調が起きているので、それを知らせる「SOSサイン」として耳鳴りやめまいが起きています。

例えると、風邪などの病気によって発生する「微熱」や「鼻水」のような諸症状のようなものです。

ですから、耳鳴りやめまいを起こしている原因が治療を要する病気であれば、専門の病院で治療し、それ以外の場合は、整体や体操などで体の調子を整えていくアプローチが効果的だと考えています。

なぜ、耳鳴りやめまい、難聴が起きるのか?

医者

耳鳴りや難聴・めまいの原因は、大きく2つに分類することができます。

  1. 何らかの病気が原因となって、耳鳴りやめまいが起きている
  2. 筋肉や筋膜などが過度に緊張し、硬くなることで血液循環が悪くなり耳鳴りやめまいが起きている

まず始めに確認したいのが、何らかの病気が原因となって、耳鳴りやめまいが起きていないか?ということです。

まだ病院などで症状を診てもらったことがない方は、一度病院に行かれることをおすすめします。

例えば、糖尿病などがきっかけとなり、耳鳴りが発症することもあるようですので、念のため、病院で診察をしてもらうことが安心ですし、原因をひとつひとつ絞っていくことが適切な治療方法の選択に繋がるためです。

その上で、検査をしても特に異常がなかったり、「様子を見ましょう」と言われたり、医療機関などで数ヶ月も治療をしていてもあまり良くなっていかない場合は、筋肉や筋膜が原因になっている可能性が高いです。

筋肉

特に原因がはっきりとせず、なかなか治らない耳鳴りやめまいは、以下のようなメカニズムで起きていると考えています。

  1. 肉体的・精神的なストレスを感じる
  2. 自律神経が交感神経優位になる
  3. 筋肉や筋膜が緊張し、硬くなることで、血管やリンパ管が圧迫されて、体液循環が悪くなる
  4. 耳鳴りや難聴・めまいなどの症状が起きる

ですから、なかなか良くならない耳鳴りや難聴・めまいは、筋肉や筋膜をゆるめていくことで、体液循環が良くなり、症状の改善に繋がる可能性があるのです。

筋肉や筋膜へのアプローチが症状回復の手助けになる

マッサージ

病院で検査を受け、あきらかな原因となる病気や疾患があれば、それらの治療を受けることになりますが、

FMT整体に来られる耳鳴りや難聴・めまいで悩む方の多くは、「薬で様子を見ましょう。」と言われ、日常的に薬を飲み続けていたり、「薬を飲んでもあまり効かないから」と特に何もしなくなってしまう方も少なくありません。
(もちろん、お薬を飲んで良くなる方もいらっしゃいます)

耳鳴りや難聴、めまいで処方される薬として、血流循環を良くするものが出されるようですが、先ほど説明したように筋肉や筋膜が緊張し硬くなっている状態では、スムーズに血流やリンパが流れないので薬で求めているような効果が出ないことあります。

ですから、薬などを飲み続けていても思うような変化が感じられない方も、体の筋肉や筋膜などへのアプローチを加え、循環しやすい体に戻していくことで症状回復の手助けになる可能性は大いにあります。

また、生活習慣も重要です。どんなに良い治療を受けたり、セルフケアを続けていたとしても、体を緊張させてしまったり、自律神経が乱れやすい生活をしていては、なかなか良くならないからです。

耳鳴りやめまいを根本的に改善するための施術方法

ここまでをまとめると、耳鳴りや難聴・めまいを根本的に改善するためには、

①筋肉や筋膜をゆるめて、体液循環を良くすること
②症状が回復しやすい生活習慣に整えていくこと

という2つのアプローチが大切になります。

では、ここからは、FMT整体では、耳鳴りやめまいに対して具体的にどのような施術を行なっていくのかをお伝えしていきます。

①耳や顎(あご)、首周辺の筋肉の緊張を柔軟にする

出典:セルフオフ

耳鳴りや難聴、めまい、メニエール病などは、耳の中の内耳と呼ばれる箇所の体液循環が悪くなっていることが多いです。そのため、耳周辺の筋肉や筋膜の緊張をゆるめて、内耳の循環を良くしていきます。

また、顎(あご)周りの筋肉も大切なポイントです。顎の関節が筋肉の緊張などでスムーズに動かなくなると、近くにある耳の内耳や中耳に影響を与えるため、耳鳴りの症状となって現れると言われています。

もう1つ、無視できない重要な部分が、首です。首には血管の拡張・収縮をコントロールしてくれている自律神経が通っているので、首の筋肉の緊張状態を解いて、自律神経の働きを整えたり神経や血液・リンパの流れを良くすることが症状の根本的な改善に繋がるとFMT整体では考えています。

②肩、背中、腰、下半身など、体全体のつながりの筋肉も柔らかくする

さらに、耳周りだけではなく、全身の筋肉を柔らかくして必要があります。

理由は以下の図を見ると分かります。

筋膜

出典:フィニッシュ回路プラクティック

青色の部分は「筋膜」という、筋肉を包んでいる膜のつながりを示しているものです。この筋膜は全身タイツのように頭〜足の裏まで1枚でつながっています。

全身の筋肉のうち、約3分の2は下半身にあると言われていますが、下半身の筋肉が硬くなってしまうと、筋膜のつながりで上半身にまでその影響がいき、最終的に首や頭部、耳周辺の筋肉を緊張させます。

つまり、腰や太もも、ふくらはぎ、足の裏など、一見、耳鳴りやめまいとは関係のなさそうに思える筋肉の硬さも、症状を引き起こしている可能性がありますので、施術の範囲を全身に広げ、筋肉を柔軟にする働きかけをしていきます。

③生活習慣やご自身でできるセルフケアを伝えます

体の状態に合わせて、生活習慣やご自身でできるセルフケアもお伝えしていきます。ご自身でもセルフケアを行いながら、施術を受けることでより回復しやすくなります。

また、生活習慣についてもお伝えしていきます。人それぞれ生活環境も違いますから、できること・できないこともあると思いますが、できるだけ体を回復させるために最善の環境を一緒に考えていきます。

遠方で通えない方へのおすすめセルフケア

これまでご紹介したように体の状態に合わせて施術やセルフケア・アドバイスなどを行えるのが理想的ですが、お住いによっては、近くにFMT整体がなかったり、さまざまな事情から院に通えないという方もいらっしゃると思います。

そのような方には、耳鳴り・難聴・めまいの原因や効果的な体操・生活習慣をまとめた以下の書籍を参考にご自宅でケアをしていただくことをおすすめしています。

もちろん、通院をしている方もご自宅で体操を行うと、回復の手助けになるので取り組んでみてくださいね。

耳鳴、難聴、めまいを改善!30 秒で耳の聞こえがよくなる「耳体操」

著者:柴田 友里絵(FMT整体代表)
監修:中川 雅文(国際医療福祉大学医学部耳鼻咽喉科教授)

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最後に

耳鳴りやめまいといった症状は、大きなストレスがかかりやすい30~50歳代の方に多く発症すると言われています。

仕事では、今まで以上に責任のある役割に就く方もいるでしょうし、独立をして一人で頑張っていこうとしている真っ最中かもしれません。また、育児や介護など、自分だけではない「誰か」を支える日々かもしれません。

ただでさえ、やりたいこと・やらなければいけないことが増えていく中で、わざわざ時間をとって休むなんてことは難しい方もいらっしゃると思います。

ただ、冒頭にもお話したように耳鳴りやめまいは、体からのSOSサインです。

「私は、大丈夫。」と頭では思っていても、体には、かなり負担が蓄積している可能性があります。

ですから、「思っているよりも疲れているのかもしれない。」と体からのサインを受け止め、少しでも、あなたの体に目を向ける時間を作ってみませんか?

心身が穏やかな毎日を過ごしていくためにも、まずは、ご自身の体を癒やしていきましょう。
もちろん、私たちも全力でそのサポートをしていきます。

まだまだ、先が見えないため不安もあると思いますから、一人で悩まずにいつでも私たちに相談してくださいね。

FMT整体での施術を検討されている方へ

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せっかく来院したのに「思っていたのとは違った」となってしまっては、お互いにとって良くありませんので「来院を希望される方へ」にしっかりと目を通してから来院されることをオススメします。※ご相談の前にも一度目を通してください。

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