ランニングシューズの機能を最大限に高めるひもの結び方
こんにちは。FMT整体の三輪です。
今回は、ランニングシューズの正しい結び方です。
FMT整体に来られている患者さんを診ていると、
ランニングシューズの履き方によって足に負担がかかりやすくなり、
ケガをしていると感じることがあります。
特にシューズの中で足が動くことによって靴擦れが起きてしまったり、
足の甲を痛めたりと、足首から下にケガが多い方は
シューズの履き方を見直すことによってケガのリスクを減らすことができる可能性があります。
また、正しく結ぶことはそのシューズの機能を
最大に引き出すことに繋がるので走りやすさも変わります。
では、早速、解説に入っていきますが、
ランニングシューズを履く上でもっとも大切なことは、なんだと思いますか?
それは、「ヒールカウンターにかかとにしっかりと固定されている」ことです。
ほとんどのランニングシューズは、かかとの部分にヒールカウンターという芯が入っており、
これがシューズの形・機能を保つ役割をしています。
出典:計算力学研究センター
つまり、かかとは、シューズの要(かなめ)なのです。
その要である、かかとが合わないシューズを履いている、
または、走っているうちにかかとのホールド感が緩くなるようだとシューズの中で足が動き、
適切な位置からズレていくので、足のどこかに負担がかかりやすくなります。
僕自身、陸上競技を選手としてやっていたときは色々なメーカーのシューズを履いてきましたが、
かかとが合わないシューズを無理に履いたときはすぐにケガをしてしまった経験があります。
ですから、まずは、ランニングシューズ自体がかかとにフィットしていることが大前提なのですが、
結び方を間違えるとどんなに合っているシューズを履いていてもかかとのホールド感が失われやすくなります。
そこでおすすめなのか、ヒールロックという結び方です。
以下の動画がわかりやすいのでご覧ください。
出典:シューズマスター野村公認シューズフィッティングアドバイザー YouTube
この動画のように結ぶことで、
かかとがヒールカウンターにしっかりと固定されて、
シューズの中で足が動くことがなくなります。
シューズと足がぴったりとフィットすると、
ズレるたびに脳が感じるストレスが減るのでシューズの重さが軽くなったようにも感じますし、
足が適切なシューズの位置に固定されるのでシューズの機能もしっかりと発揮できるようになります。
(ただ、適切にサイズが合っていないと適切な位置に収まらないので、この部分についてはまたブログの記事で書いていきます)
特に長距離走は、ほんの少しの違和感を放っておくと
距離を走れば走るほど積み重なってケガに繋がることが多いです。
ぜひ、この機会にひもの結び方から見直してみてください!