症例

メニエール病|自律神経系不調 40代 男性

徹夜

自律神経失調症

こんにちは。FMT整体の山極です。

メニエール病をはじめとした自律神経系の不調で来院されたMさん(41歳・男性・経営者)の症例です。

症状・診断

経営者であるMさんは10年前に起業して以来、夜遅くまで働いては朝少し仮眠をとってまた仕事……という昼夜問わない生活を長年続けてきました。

これまで特にこれといった不調もなく、自分はこういう生活に適しているとさえ思っていたと言います。しかし、当院に来院する3ヶ月前からひどいめまいに襲われるように。特に人混みに行くと発作的に出てくることに悩まされていました。

症状はほかにも、手足のしびれ、耳鳴り、頭痛、胸がつっぱる感じ、息苦しさ、動悸、疲れやすさ、顔のけいれんなど。のどに発疹が出たりもしました。食欲が湧かないこともしばしば。また、夜と雨の日には症状がより強くなるということでした。夜になると不安感が強くなるという精神的な面にも影響が出ていました。

病院で平衡感覚や視力検査などを受けた結果、めまいを伴う症状に関しては「メニエール病」と診断を受けました。そのほかの症状に関して特に診断はされていませんが、Mさん自身が「自律神経失調症」に当てはまると感じ当院を予約しました。

FMT整体に来る前の発症してからの3ヶ月間、すでにMさんはそれまでの生活習慣の不摂生を徹底的に見直していました。仕事をセーブして睡眠をしっかり取り、ほぼ100%外食だった食事を見直し、タバコとお酒もやめ、パーソナルトレーニングジムに入会して運動をし6kg減量するなどかなりストイックに取り組んだ結果、体調は全体的に結構よくなってきてはいたそうです。

しかし、めまいは相変わらず発作的に起きる状態はなかなか改善しない中で当院に来院しました。

治療計画・方針

Mさんの体は、全身がかなり緊張している状態でした。特に体幹部の緊張が強く、胸やお腹周りの硬さによって呼吸が浅くなっていたので、これらがめまいや息苦しさにつながっている可能性があると感じました。背中側を触れても首〜肩〜腰にかけて背骨の動きが全体的に悪くなっていました。

それにともない頭部もガチガチで脳への血流が十分行き届いていない可能性が考えられました。これも同じくめまいや動悸、疲れやすさ、不安感などの要因かもしれないと考えました。

いきなり頭や首を施術しても体幹部の大きな筋肉の影響をとらないとすぐに元に戻ってしまうため、はじめは胸郭周りや肩〜腰など背骨周辺など体幹部の緊張をゆるめる施術を集中的に行い、徐々に首や頭も施術をしていきました。

また、長時間のパソコン仕事による姿勢や動作の積み重ねか、腕や手首もガチガチに凝って固まっていたので、それらの部位にも働きかけを行いました。

症状改善までの経過

2回目の来院時:施術を受けた当日、体の軽さを感じる。また、好転反応か?ボ〜ッとする感じと少しの頭痛が起きるが徐々におさまり、「昨日から調子が良い。」と感じるように。手応えを感じたようでMさん自身から週2で通いたいと申し出あり。

3回目:「良い感じがする。」2回目の施術の1〜2日後、特に気にしていなかった左脚にしびれのような反応が出たが、15分もするとおさまった。

4回目:「わりと良くなったが、仕事をすると症状が強くなる。」とのこと。この頃には体幹部の緊張が結構取れてきたので頭部や首の施術を念入りに行う段階に入る。

5回目:施術後は良かったが翌日仕事で人混みに行く用事があり、めまいの発作が起きた。Mさんいわく、「調子が良くなってきていたので、行けそうと過信してしまった。」とのこと。これまでは避けていた人混みに行ける自信が出てきたのは良い傾向と考えられる。

6回目:「だいぶ良い。」前回までと比べて顔色が良くなったことを伝えると、周りからも全く同じことを言われたとのこと。本人も実感あり。頭部・首はまだまだ硬いので、よく温めるようにアドバイスした。

7回目:「さらに良い。」前回のアドバイスを聞いて、入浴の際、鼻と口だけを水面上に出して頭まで全部お湯に浸かったところ、数日後に、「まるで天井から雨漏りして水がかかったのかと思うほど大量の汗が左側の頭の一部から出てきました。」とのこと。少し不安気な様子だったが、血流が回復している可能性をお伝えし、Mさん自身も体調が明らかに良くなっていることもあり、不安は払拭された様子。

8回目:「すごく良い。」まだ完全ではないが発症して以来初めて「肉体的にも精神的にも万全と思える時が少しずつ出てきた。」とのこと。これまでの週2回ペースで来ていたのを週1回ペースにすることを提案。

9回目:肉体的にはそんなに不調はなかったが間隔を空けたことによる精神的な不安感からか、少しめまいが出た。本人の希望で、やはり週2で通うことに。ただし、セーブしていた仕事の量を少しずつ増やしていて、前よりもケアを念入りにしなくても悪くなりすぎずキープされている。

10〜14回目:アップダウンはあるものの、時々起きるめまいや胸の苦しさ、動悸いずれも「これくらいなら大丈夫」と慌てることなく無視できるようになってきた。顔のけいれんもこのところ出なくなった。施術では、頭部、首と合わせて顔面の筋肉も細かく診る段階に。

15回目:万全な状態が100%だとすると、感覚的には「80%以上良い。」までに回復。

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現在も通院中のMさん。来るたびに薄皮一枚ずつはがすように着実に改善している実感があるようです。めまいをほぼ感じない日も出てきて、耳鳴り、息苦しさともにさらに頻度が減ってきています。人混みに行った時や仕事で疲れた時にめまいが出ても、体調は「まずまず」ということでよほど悪くはならないので、冷静に対処できるようになってきました。

総じて改善調子ですが、セーブしていた仕事も徐々に元に戻しつつあるため、Mさんの希望で引き続き週2回ペースでの来院を続けることに。仕事の量が元に戻っても良い状態がキープできるようになったら、通う間隔なども相談しながら施術を行なっていくことになりました。

施術家からのコメント

Mさんは、自分の症状はそれまでの不摂生な生活習慣が原因と考え、
当院に来院する前からご自身でもいろいろ取り組んでいましたし、
ある程度改善もしていたそうですが、停滞期に入っていました。

そんな中、当院に来院しMさんは初回の施術の後から体が楽になる手応えを感じたと言います。

睡眠、食事、運動を見直して土台が整ってきていたところに、
自律神経と関係の深い筋肉の緊張をゆるめる施術を受けたことで、
目覚ましく改善し始めたのではないかと思います。

自律神経失調症の原因はストレスや働きすぎなど様々に言われていて、
大元の原因を解消しようする取り組みはとても大事です。

そこにプラスアルファで体のケアを取り入れることで、
今以上に回復促進のお手伝いができるかもしれません。

この記事を書いた人

山極理奈

山極 理奈

ごく普通の会社員だった私がFMT整体と出会ったきっかけは、長年付き合った足底筋膜炎。お坊さんが始めたという整体が大事にしていた「必ず挨拶をすること」という姿勢に感銘を受けた。同時に、自分の健康を自分で整えられるようになりたい、また、家族や友人の役にも立てるかもしれないという思いから、施術家の道へ。現在、東京大崎院と東京目白院を担当している。