セラピスト・スタッフ紹介

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山極 理奈

RINA YAMAGIWA

やまぎわ りな

担当の院

  • 横浜センター南院
  • 東京目白院

プロフィール

出身地
長野県佐久市
好きな食べ物
グリーンカレー
好きな言葉
思い立ったが吉日

経歴

幼少期のアトピー体験から食や健康に興味を持つ。
一部上場企業に就職するも、健康産業に関わりながら不健康になる矛盾と、FMT整体との出会いとなった自身の足裏の痛みを通じ心と体のつながりを実感する。
現在はそれを伝える立場として通算2万人の施術を行う。

ストーリー

健康への意識が芽生えたきっかけ

私は長野県佐久市で四人兄弟の3番目として、群馬県との県境にそびえる浅間山がシンボルの星空が美しい町で生まれ育ちました。先に生まれた2人の兄同様アトピーで生まれ、体だけではなく頭にもブツブツがあったので、軟膏を塗るために髪の毛は常に丸刈りで、赤ちゃん時代の写真はどれもまるで小さなお坊さんみたいです。

生まれてくる我が子が皆アトピー。そのことが父を健康オタクに目覚めさせました。今よりも圧倒的に情報が少ない時代でしたが、独学で知識を得て、西洋よりも東洋医学寄りの考えに至ったようで、添加物を食べるな、熱が出ても下げるな、風邪で病院に行くな…などなど、耳にタコができるほど言われてきました。

そんな父の影響もあって、健康への意識が芽生えるのが同世代に比べるとだいぶ早かったと思います。進学で上京し、一人暮らしを始めてからも食事や生活習慣には人一倍気を配っていたため、「若いわりに健康オタクだね」と周囲から言われるようになり、小さい頃は父の言動をうとましく感じていた私も、結局父の後を追っていたようです。

FMT整体との出会い

大学卒業後は長野県の一部上場企業にUターン就職しました。1日中パソコンと向かい合って、ひっきりなしに電話がかかってくる日々。また、何かトラブルが起きれば、いつどこにいても関係なく社用携帯の着信が鳴り、休日で遠方にいようと深夜就寝中であろうと、慌てて会社に向かうこともよくありました。会社員だった4年間、「今夜は電話がかかってきませんように」と思わない日はなかったように思います。いつかかってくるかわからない電話に、24時間365日緊張しっぱなしでした。

私がFMT整体と出会うきっかけとなった足裏の痛みは、そんな状況も関係していたのかもしれません。ある時から、かかとに釘が刺さったような激痛に襲われるようになりました。足底筋膜炎でした。

元々、食や健康に興味があったため、健康づくりに貢献するという企業理念に惹かれて入社した会社でしたが、現実は売上目標の達成のために怒号が飛び、ときには同僚同士が成果を競ってギスギスするシーンを目にすることも。あいさつをしても返事が返ってこないこともありました。でも、きっとどの会社でもよくあることだよね、と感覚を鈍らせていくことで、私自身も決して良いとはいえないふるまいをしていたと思います。
もちろん嫌なことばかりではなく、良い出会いや学びになることもたくさんありましたが、健康を提供するはずの側が心身ともに疲弊し、私自身も人一倍健康に気をつけていたにも関わらず体調を壊して痛みを抱えるという矛盾の中にいました。

そんな中、足裏の痛みをなんとかしなければと見つけたFMT整体のホームページに私は釘付けになりました。そこには「健康産業に関わる人ほど不健康な人が多い」とあり、自分のことを言われているのかと思いました。施術の予約をするのに躊躇はありませんでした。

実際に院に行くと、FMT整体のルールの1つとして、「院内ではあいさつをすること」という掲示がありました。学生の患者さんに向けたものでしたが、それを見た瞬間、日頃の張り詰めた緊張の糸がいっきにゆるんで、胸のつかえがとれたような気がしました。

当時は明確な言葉としてそう思っていたわけではありませんが、ずっと“何か”が足りないような気がしつつも、それが何なのかわからないまま日々を「こなして」いた自分にとって、そのヒントや答えに近いものが、この整体院にはあるような気がしたのだと思います。実際に足裏の痛みも改善し、FMT整体のセラピストを目指そうと思うまでに、そう時間はかかりませんでした。

心と体はつながっている

これまで2万人の患者さんを診てきて、健康とは心と体の相互作用で成り立っているものだととても強く感じています。どちらかだけが大事なのではなく、まるでシーソーのように影響しあって均衡を保っているものだとすると、どちらか一方に比重が偏ったとき、人はバランスを崩してしまうのではないかと思います。

そして、「卵が先か鶏が先か」の喩えそのままに、はじめのきっかけが心からだったにせよ体からだったにせよ、相互作用により悪循環に陥ってしまっているように見受けられる患者さんはとても多いです。
今思えば私自身の足底筋膜炎もそうだったのかもしれません。それなりに健康には気を遣っていたはずでしたが、処理しきれず行きどころをなくした気持ちのストレスが暴走した結果、体の過緊張につながったのではないかと思います。

FMT整体では、「体」と「身体」を明確に区別しています。私たち人間は、肉体という意味での「体」だけでできているのではなく、心も伴った「身体」で生きています。身体をよくするためには、運動や食事、入浴、睡眠など、体への適切なケアはもちろん大切ですが、心の影響も無視はできません。心は、時には肉体への悪影響を起こしてしまうことは大いにあります。
しかし逆をいえば、どんな気持ちで過ごし、取り組むかによって肉体へ良い作用を与えることもあるのです。事実、年齢や重症度などに関係なく、こちらが驚くほどの改善をした方の姿を何人も見せていただきました。「歳だから」「長い症状だから」または、「体質だから」とあきらめるなんてもったいないです。

私たちはこれからも「身体」を診る人であり続けたいと思っています。
一人で悩まず、なんでもお話しください。一緒に歩んでいきましょう。