- 医師監修
-
痛くない
整体 -
18万人の
施術実績
全国5店舗で
施術が受けられます
-
- 東京目白院
- JR目白駅から徒歩5分
-
- 横浜センター南院
- センター南駅から徒歩3分
-
- 愛知小牧本院
- 春日井ICから車で10分
-
- 長野院
- JR上諏訪駅から徒歩10分
-
- 大阪院
- JR新大阪駅から徒歩1分
指や手首の痛みで
悩んでいませんか?
- 手首、指の付け根、肘が痛い、激痛が走る
- 字が書けない、ペットボトルが開けられない程の痛み
- 指を伸ばせない、曲がらない
- 無理に動かすとカクン、パキンと音が鳴る
- 安静にして少し良くなっても仕事や家事をするとまた痛みが出る
など、生活に支障が出るほどの指や手首の痛みでお悩みではありませんか?
これらは、腱鞘炎の主な症状です。
なぜ、腱鞘炎が起きるのか?
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腱鞘炎の痛みの原因は、筋肉の過度な緊張にあります。
私たちの手の指が動くときには、指だけで動いているのではなく、腕の筋肉が収縮することによって指の腱を引っ張り、指が動くようになっています。しかし、様々な要因によって腕の筋肉が過度に緊張し続けると、腱を引っ張り続ける状態になってしまいます。
-
この状態が長く続くことによって、腱がむくんだり太くなってしまい、腱の通り道である「腱鞘」と擦れるようになります。これが繰り返されることで、腱鞘炎の腫れや痛みを引き起こすのです。
この状態がさらにひどくなると、太くなった腱が腱鞘を通ることができなくなり、指が曲がらなくなってしまったりバネ指になってしまいます。
スマホの使いすぎによる腱鞘炎
親指のつけ根から手首の親指側に痛みがある場合は「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」と診断をされることがあります。
ドケルバン病の痛みの原因も上記で説明している腱鞘炎の原因と同じです。
スマートフォンの普及により、最近では親指側に起きる腱鞘炎が増え「スマホ腱鞘炎」とも言われているようです。
つまり、腱を引っ張っている筋肉の緊張をゆるめ
負担を減らすことができれば
腱は元の細さに戻り、
腫れや痛みは改善していきます
-
一般的には湿布や注射、サポーターで
安静にしていても改善しない場合は、
最終的に手術を勧められます。 - しかし
-
手術をしてもよくならない・再発してしまう方が
FMT整体に多く来られます - なぜ治らないのか?
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腱鞘炎の根本的な原因は
「指」や「腕」だけではないからです
腱鞘炎の根本的な原因
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肩や肩甲骨(背中)が影響している場合
現代の生活ではデスクワークをはじめ、前かがみの体勢で生活や仕事をすることがほとんどです。そうすると、肩や肩甲骨(背中)の筋肉が硬くなり、筋肉や筋膜で繋がっている手にも影響をあたえ、緊張を強めます。
また本来、腕は肩甲骨から動くのが自然ですが、肩甲骨が固まり、腕だけに負担が集中することも治りづらくなる原因でもあります。 -
胸部・上腕二頭筋が影響している場合
特に親指の腱鞘炎(ドケルバン病)の方に多い傾向ですが、バッグや買い物袋を腕に引っ掛けて持っていたり、
前かがみの姿勢が多いため、胸部や上腕二頭筋などが過度に緊張し、筋肉や筋膜の繋がりで親指の腱を引っ張ることが親指の腱鞘炎に繋がります。
また、胸部が固くなると、巻き肩(猫背)になるため、さらに肩甲骨の動きが悪くなり、腕への負担もかかることで腱鞘炎の治りも悪くなります。 -
全身の筋膜が影響している場合
人間の身体には、筋膜という筋肉を包んでいる膜があります。筋膜は全身タイツのように、頭~足裏まで1枚で繋がっています。
例えば、下半身の筋肉が硬くなっているだけでも、筋膜の繋がりで肩や背中を緊張させ、結果的に腱鞘炎に繋がっているケースは治らない期間が長い方によくある傾向です。
そのため、手周辺だけにアプローチをしても症状が良くならないのは当たり前のことなのかもしれません。
患部周辺の指や腕だけにアプローチしても
改善されない
肩甲骨周り・胸・背中など
手と関連する箇所の影響が強ければ強いほど
手術などでは良くならない可能性が高い
過度な緊張が起きている箇所を探り
筋肉をゆるめていくため
慢性化・長期化した腱鞘炎でも
手術せずに改善を目指すことが可能
腱鞘炎を根本的に改善するには?
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ポイント1
胸や肩甲骨周り~手までの
筋肉の緊張を柔軟にするFMT整体ではこれまでに1万人以上の腱鞘炎で悩む方に施術を行なってきましたが、ほとんどの方が胸や肩甲骨周りの筋肉が硬くなった結果、腕~手の筋肉や筋膜に影響し、腱鞘炎になっています。
そのため、胸や肩甲骨周りなど、緊張が多くみられる部位はもちろん、手や手指など関連する筋肉・筋膜の緊張を特定し、柔軟にしていきます。
人によっては、胸や肩甲骨の筋肉がしっかりとゆるむだけで痛みが改善してしまうケースもあります。
つまり、腱鞘炎の大きな原因のひとつとして、胸・肩甲骨の筋肉の緊張が深く関わっていることがわかります。 -
ポイント2
背中、腰、下半身など、体全体のつながりの筋肉を柔軟にする
全身の筋肉のうち、約3分の2は下半身にあると言われています。そのため、下半身の筋肉が硬くなってしまうと、筋膜の繋がりで上半身にまで影響し、最終的に肩甲骨や肩、腕などの筋肉が緊張してしまいます。
腰や太もも、ふくらはぎ、足の裏など、一見、手の症状とは関係のなさそうに思える部位の筋肉の緊張が、腱鞘炎を引き起こしている要因である可能性があります。施術の範囲を全身に広げ、筋肉を柔軟にする働きかけを行います。
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ポイント3
状態に合わせた生活習慣の
改善・セルフケアに取り組む回復への1番の近道は、症状を引き起こす原因になっている生活習慣を見直し改善していくことです。身体の状態に合わせて、原因となった生活習慣の改善方法や、ご自宅でできるセルフケア方法をお伝えしています。
FMT整体での施術に加えて、毎日のセルフケアを継続することで、より回復しやすくなります。
1日も早く改善できるように、最善の方法を一緒に考えていきます。
ひとりひとりの症状や原因に
合わせて治療することが重要です
ひとくくりに腱鞘炎と言っても
ひとりひとり、原因となる部位や行動は違います。
その人のこれまでの生活習慣が
指や手首の痛みに繋がっているのです。
普段どのような姿勢で過ごすことが多いのか、
お仕事は何をされているのか、
普段やっている趣味や運動はあるのか
などを聞くことにより、
その人のどこの部分に負担がかかっているのか
何が原因なのかを探ることができます。
回復の期間に個人差はあっても、
原因となっている筋肉・筋膜の柔軟性を
取り戻すことができれば、
腱鞘炎は改善していきます。
そのため、FMT整体では
体の状態と症状を分析・ヒアリングしながら
施術を進めることを大事にしています。
これ以上、我慢せず
できるだけ早めにご相談ください
腱鞘炎は、痛くなってから、適切なケアまでの期間が早ければ早いほど、早期に回復していきます。
慢性化・長期化するほど、原因となる筋肉や筋膜の緊張が複雑化してしまうため
症状が軽症な方よりもどうしても時間がかかる傾向にあるためです。
また、以下のような治療を3ヶ月以上行っているのに効果が出ていない場合は、
原因となっている部分に適切なアプローチができていない可能性があります。
FMT整体に来院された方が
取り組まれていた治療方法
- 消炎鎮痛剤、痛み止めの服用
- サポーター、装具での手首、指の固定
- ステロイド注射・ブロック注射
- 電気・超音波・レーザー
- 患部を冷やす・湿布を貼る
- マッサージやストレッチ
- 手術
(医師から手術が必要と言われても、
回復の可能性は十分にあります)
私たちは、この治療方法を否定しているわけではありません。
これらの方法で改善された方もいらっしゃると思います。
しかし、これらの治療を続けても効果が出ない場合は、
その方法を続けても改善するとは思えないのも事実です。
人によっては注射や電気治療、マッサージ、ストレッチなど
筋肉に対して強い刺激の治療を行うことで治りづらくなったり、
悪化してしまうケースもあります。
大切なのは、あなたの腱鞘炎を引き起こしている原因を特定し、
その原因に対して、適切なアプローチを行うことです。
医師監修の臨床試験で
効果や安全性を実証済み
FMT整体の施術は、医師監修の臨床試験で
以下の効果や安全性が実証されています。
- 血流速度の向上:全身の血流が良くなる
- 筋硬化度・可動域:筋肉が柔らかくなり、体の動き(可動域)が広がる
- 脳波(α波)の増強:心身ともにリラックスした状態になる
- 疲労度の軽減:疲労が軽減し、心身がスッキリした状態になる
- 自律神経活動度の向上:自律神経を調節する力が高くなる
基本的に自律神経系の不調を抱えている方は、自律神経の活動度が低下しています
これらの結果をふまえ、
さらに腱鞘炎に効果的なアプローチの研究を
続けていきます。
できるだけ整体に通わなくていいように 整体院なのにそんなことを考えています
FMT整体は、全国5店舗・症例数20万人(2024年現在)を超える整体院グループです。
「どこへ行っても良くならなかった方」を対象に施術・研究を重ねてきた結果、腱鞘炎や自律神経不調など西洋医学でも解決策が確立されていない症状に対しても多くの改善例があります。
筋肉・神経・脳・刺激に対する体の反応などを医師監修の元、総合的に研究。
自然治癒力を最大限に引き出す独自の手技を用いて、いたずらに長く通わせることなく、最善・最短の改善を目指すのがFMT整体です。
FMT整体の特徴
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安心・安全・痛みのない療法
当院では、強く押したり、揉んだり、叩いたりということはしません。これらは、時として症状の回復を遅らせることがあります。
過緊張により固まっている筋肉を強い力で揉んでしまうと、軟組織が潰れたり、内出血を起こしたりして、筋肉はさらに硬化してしまい、さらに神経を緊張させてしまうのです。
FMT整体の療法は痛みがなく安全なので、7ヶ月の赤ちゃんから、妊婦さん、96歳の方まで施術を受けられている事例があります。あまりの心地よさに寝てしまう方も少なくありません。 -
症状の回復に特化したアプローチ
当院では症状に適切な働きかけを短時間(20分前後)で行います。
腱鞘炎など、慢性化・長期化した症状を抱える回復力の落ちた身体は刺激に弱く、どれだけ良い治療だとしても、長時間になると疲労となって身体に蓄積していきます。
一時的な効果ではなく根本的なしびれや痛みの改善を目指すなら、長時間の刺激は回復を遅らせることにつながりますので、施術時間はできるだけ短いことが理想です。施術時間や施術内容は、あくまで専門のセラピストがあなたの状態や症状にあわせて判断します
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臨床経験1万人以上のセラピストが施術
FMT整体は全国に5つの院を構えていますが、すべてのセラピストが臨床経験1万人以上の豊富な経験を持っています。
その経験から「今あなたの身体には何が起こっているのか?」という現状をしっかりと確認し、ひとりひとりの状態にあった施術を行います。
診断名や痛む箇所などの目にみえる「症状」にとらわれることなく、その「人」を診ることを大切にしており、体全体との繋がりや生活習慣なども踏まえて、あなたとともに根本的な改善を目指します。 -
整体院に通わなくても良い状態を目指す
体に起こる症状は「望ましくない習慣を改めなさい」という体からのSOSサインです。
「なぜそれが起こったのか?」を理解しないまま、症状がなくなった=良かったで終わりでは、同じことをくり返す可能性が高まります。
早期改善・再発予防のために、家でも出来るセルフケアや生活習慣の改善の提案を、あなたの状態にあわせてお伝えしていきます。
より良い人生には「健康」がすべての土台です。あなたが自分の体を知り、自分の体を整える術を持っていただくことをサポートするのが私たちの役割です。
メディア実績
- テレビ出演
-
林修のレッスン!今でしょ(テレビ朝日)
医者が感心した!
本当に使える“健康動画”ベスト8 - 出版
- 30秒で耳の聞こえがよくなる「耳体操」
(PHP研究所) - 雑誌掲載
- 安心(マキノ出版 )・
PHPからだスマイル(PHP研究所)
腱鞘炎の治療で来院されていた患者さんの声
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整骨院にて、電気、はり、マッサージ、テーピング治療でも治らず
整形外科で両手首ドケルバン腱鞘炎、右人差し指捻挫と診断T様 30代 女性
保育士を10年していて、体は丈夫な方だと思っていましたが、ある時から左手首が痛み始め、次第に右手首、人差し指も痛くなってきました。整骨院に通って、電気、はり、マッサージ、テーピングを施しましたが良くならず、整形外科の診断で両手首ドケルバン腱鞘炎、右人差し指捻挫とわかりました。仕事は手を使うことが主でしたが、痛みで手を動かすのが怖くなっていました。整形外科ですすめられた手首サポーターをすると、少し楽に感じて、多用していたら、手首や指が固まり、動かなくなりました。
不安になりネットで検索したFMT整体。痛みや、生活、仕事などについて聞いて下さり、毎回丁寧に施術して頂けました。注射や手術をせずに、仕事に復帰できるようになったのは先生のおかげです。「必ず良くなります」の言葉をありがとうございました。
セルフケアも教えて頂いたので、今後も行って良い状態を保っていきたいです。 -
1回目の施術の5日後、痛みを感じていた動作が少し楽に
3回目の施術で痛みがなくなりましたK様 30代 女性
左手首が一年前からドケルバン腱鞘炎で痛みがとれずに整形外科で処方された湿布をずっと貼り続けていましたが、治らずに痛みが増すので、整形外科をこのまま受診し続けても時間の無駄だと思い、インターネットでFMT整体のことを知り、受診することにしました。
1回目は半信半疑で施術を受けましたが、施術から5日後あたりで痛みを感じていた動作が少し楽になっていたことに気がづきました。
本日、3回目の施術でしたが、痛みがないのでどうしようかと思いました。また、もし痛みが出たらここに来れば楽になれると思うので安心です。
仕事も辞めなければと思っていたので、痛みがなくなり嬉しいです。 -
手術をするしかないと心に決めかけていた時にFMT整体と出会う
「先生の施術」と「必ず治る」を信じて痛みが改善K様 50代 男性
腱鞘炎は辛いものです。捻挫のようなものと考えていましたが、実際になってみて大変に厄介なものと知りました。
整形外科、整骨院、整体と試しましたが良くならず、手術をするしかないと心に決めかけていた時、偶然にFMT整体のことを知り、手術のリスク等を改めて考え直した末、通ってみることに決めました。
私は建築関係の仕事をしていまして、痛めたのも仕事中なのですが、休むわけにもいかず、週一回の通院日以外は相も変わらず、手首に負担のかかる状態が続きました。
そのような中、やはり治らないのかなとよぎりつつも、先生の助言に従い、なるべく過度の負担をかけない事、先生の施術を信じる事、必ず治ると信じる事を、極力忘れないようにしていました。
すると4週目か5週目くらいから、施術後は一時、余計に痛むのですが(良い反応だそうです)その後は前週よりも痛みが軽くなっている、という経過を毎週たどり、10週目くらいには、あれだけ辛かった痛みがほぼ消滅していました。
本当にこちらの悩みに的確にストレートに対処してくださり、その技術の確かさには驚かされました。
FMT整体さん、施術してくださった先生、本当にありがとうございました。 -
勉強のしすぎで腱鞘炎に
FMT整体で無事治り、試験も合格M様 40代 女性
20年勤務したIT系の会社でありがたくも管理職の昇格資格試験の話をいただきました。張り切って1年ほど寝る間も惜しんで勉強していたところ、ある時、ピキと右手首の一部に激痛が走り、4ヶ月も治らず勉強もできなくなりました。
このままでは今までの努力が無駄になってしまうと、インターネットで検索したところ、手首の痛み→腱鞘炎→FMT整体とたどりつきました。
体中を診ていただき、腱鞘炎の怖さと根の深さに早めに気付かせていただき、症状の治りと試験の合格を叶えていただきました。
本当にありがとうございます。 -
これまでどんな部位や症状でも完治させてもらった鍼灸師でも改善せず
ホームページで見つけたFMT整体へM様 40代 女性
右手首の腱鞘炎が出現して半年間。行きつけの鍼灸師の先生の所に通いましたが改善せず。この先生は今までどんな部位や症状でも完治させてもらっただけに、絶望的になっていました。
そんな中、ホームページで知ったこのFMT整体に一縷の望みを託して通い始めました。
初めは驚くほどの効果はありませんでしたが、4回目の施術後、フッといきなり痛みがなくなり、自分でも信じられないくらいでした。
先生から普段の生活から手首に負担をかけない、身体の動かし方などを教えてもらい、それを実践して再発しないよう心がけていきたいと思います。ありがとうございました。
腱鞘炎の治療で来院されていた患者さんの症例
- 親指の腱鞘炎(ドケルバン病)|
Tさん(20代 女性 保育士) -
症状
- 親指の付け根近くが痛い
- 動かすと「ガクッ」とする感じがする
- 手をついたり、手首を曲げたりすると激痛
- 重い物を持てない、字を書くときに痛みを感じる
- 来院のきっかけ
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保育士のTさん(来院当時29歳)は、2ヶ月前から利き手である右手の親指の付け根に強い痛みを感じ、仕事や家事に支障が出ていて悩んでいました。痛めたのは今回が初めてではなく、その数ヶ月前にも一度激しく痛んだ時がありました。もっとさかのぼれば7〜8年前にもやはり同じように痛かったそうです。定期的にくり返すため「治ってもまた痛みが出るのは?」と常に不安を感じていました。
何度も打つのは良くないと知りつつも、あまりの激痛に即効性を求めて毎回ステロイド注射を打ってきましたが、いつもなら翌日になくなるはずの痛みが今回は取れず、次は手術と言われるまでに。「手術は避けたい…。」そんな中、薬も手術も必要ないと書かれていた当院の施術に魅力を感じてすぐに来院を決めたといいます。
- 診断・治療計画・方針
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保育園でのTさんの担当は主に1歳児で、11〜13kgほど体重のあるお子さんたちを抱っこしながら連絡帳を書いたり、パソコン作業をしたり、6人乗りのベビーカーを押したり…と、何をするにも痛むのをこらえながら仕事をしていました。
病院では、
- 「ドケルバン病」と診断される
- ステロイド注射を打つと、次の日には完全に痛みがなくなっていた(これを何回も繰り返してきた)
- ステロイド注射が効かなくなり、手術を打診される
Tさんの症状は最初に発症してから7〜8年経っていることや、かなりの激痛である点に関しては重度でしたが、痛くない期間は全く痛くないこと、何もしなければ痛まないこと、特定の決まった動作によって痛みが出ていたことから、一部の筋肉の動かし方に偏りがあることが主原因ではないかと思われました。
例えば、Tさんが最も痛むという手をつく動作(=手首をそらす動作)は、手首の筋肉そのものよりも、主に前腕や手の平の筋肉の柔軟性が必要です。これらの筋肉が硬いと腕全体がスムーズにしなることができず、分散しきれなかった力が構造的に柔らかい手首(親指の付け根)付近に集中してしまうことで痛みが出ているように推測されました。
腕の筋肉が全体的にしなるような柔軟性を取り戻せば、回復していく可能性が高いことを伝えました。
- 症状改善までの経過(来院時の状態)
-
- 2回目
- 施術後2日間は、かえって痛みが強くなった。初回で説明を受けていた好転反応ではないかと思ってはいたが、「すごく痛かった」とのこと。しかし、その後は楽になり、初回来院時の痛みが10だとすると4まで減る。
- 3回目
- ほとんど痛みなし。前回と同じく、施術後2日間は痛みが強くなったが、前回ほどではなかった。気にならず使えるけれども、1度だけ怪しい感じがした。
- 4回目
-
施術後、ほんの少し痛みが強くなったが、もう普通に使えている。
再発防止のため、肩周りや背骨を柔らかくする体操を伝える。(メインは前腕や手の平だが、肩周りや背骨周辺の柔軟性は、前腕への血流促進や神経機能のさらなる回復に繋がるため)
- 5回目
- 3週間後。前回(4回目)施術後からは、好転反応も含め全く痛みなし。心配もほぼない。
5回目来院時は、ちょうど3月中旬でした。
3〜4月は卒園と入園が続いて仕事がとても忙しくなるため、定期通院は終了となりました。
「また痛みが出た際には、迷うことなくお世話になりたい」とのことでしたが、その後連絡はないことを思うと、経過良好と思われます。
- 施術家からのコメント
-
Tさんは当院を知った直後、すぐに予約をされたそうです。その最大の理由は、
- 薬を使用しないこと
- 手術をしないこと
でした。
ステロイド注射を打って効果を感じていた時でも、できれば薬は使いたくないとずっと思っていたそうです。でも、日々の家事や仕事は待ってくれないので、背に腹は変えられない状態だったのではないかと思います。
結果論ですが、今回いつものようにステロイド剤が効かなくなったことは、Tさんにとってはとてもよいきっかけだったと思います。他の方法を探すしかなくなったことで、かねてからの望み通り、薬を使わず手術もせず回復し、家事も仕事もできるようになりました。
社会に対する責任を果たしながらも、自分の体に対する責任も果たしていかないといけず、どちらかだけを優先するわけにはいかない中で日々を送っている方がほとんどだと思います。
もし「もうどうしていいかわからない」と混乱の中にある方は、一度体を診せていただくことで、ベストな提案ができるかもしれません。どうぞ一度ご相談ください。
- 手首の腱鞘炎|
Tさん(40代 女性) -
症状
- 右の手首の親指側が痛い
- 親指を動かすと痛い
- 角度によっては「ビッビー」とした鋭い痛みが出る
- 抱っこやドライヤー、歯磨きなどの動作で痛む
- 日によっては鉛筆も痛くて持てない
- 来院のきっかけ
- Tさんは、右の手首の痛みが4ヶ月経っても治らず当院に来院しました。産休に入って時間ができたことによるスマートフォンの使いすぎではないかとのことでした。2ヶ月前には出産をしましたが、赤ちゃんを抱っこするのも厳しくなり、生活にも少しずつ支障が出始めていました。
- 診断・治療計画・方針
-
病院では、
- 「腱鞘炎」と診断される
- 湿布とレーザー治療を行なったが改善は見られず
問診と動作確認から、Tさんの手首は主に親指の回外(ドアノブを外側に回す)という動作時に最も痛みが出ることがわかりました。反対動作の「回内」では痛みは出なかったため、回外を行うのに必要な前腕や手のひらの筋肉を中心に硬くなっている可能性が考えられました。
スマートフォンを使いすぎたということなので、親指を小刻みに何度も曲げ続ける繰り返しをしたことで内側へのねじりの動作が定着し、外側にねじりにくくなってしまったのではないか思います。体は一定の期間に一定の動きを繰り返すことでその状態を覚えてしまいます。ときどき逆方向にストレッチしてあげないと、可動域が狭まってしまうことがあります。
発症から3ヶ月以内を急性症状、3ヶ月以上経ったものを慢性症状といいます。Tさんの場合は4ヶ月経っていたので慢性化はしていましたが、その中では比較的まだ日が浅く、原因らしきものもはっきりしていたので、そこまで複雑化していないように見受けられました。
上記の考えを伝え、週に1回のペースでの来院をすすめました。
- 症状改善までの経過(来院時の状態)
-
- 2回目
- 初回施術直後、「なんとなく良いかな?」と思ったが、次の日には元に戻った。
- 3回目
-
やはり前回の施術直後は良かったが、その後「イテテ…」と声に出るほどの痛みの回数が増え、1週間続いた。
好転反応が起きる可能性は初回で伝えていたが、1週間前よりもむしろ痛くなっているので、不安そうだった。
- 4回目
-
どんどん痛くなって、来院する前よりも痛みが強くなってきた。
「いつになったら治りますか?」とTさんの心配もピークに。 - 5回目
- 好転反応らしきものは出なくなり、その後ピークの痛みは落ち着いた。痛みはあるにはあるが、少し良いかもしれない。
- 6回目
-
痛みが完全に無くなった。一度だけ「戻りそうかな?」と思ったことがあったが、大丈夫だった。
生後2ヶ月の赤ちゃんをどこかに預けながら頑張って毎週施術に通ってらしたので、「何かあったらすぐきます」とTさん自らおっしゃり、通院は一区切りとすることに。再発防止のために家でできるケアをお伝えした。
その後、再び連絡が来ることはないので、予後は良好なのではないかと思います。
- 施術家からのコメント
-
4回目の来院時、Tさんの不安はピークの絶頂だったと思います。その際に改めて下記のことをお伝えしています。
- 経験上、腱鞘炎の方は、他の症状に比べ好転反応と思われる痛みがかなり強く出るパターンの方が一定数いること
- 筋肉は柔らかくなっているから決して悪化ではないと思うこと(Tさんも腕が柔らかくなっている自覚はあった)
- 筋肉と腱はそれぞれの役割を果たしながら協調しているが、腱は筋肉の2倍硬いが血流は筋肉の1/2程度しか流れないと言われているため、施術で筋肉が先にゆるんで動きがよくなっているのに対して、腱は硬いままなのでスムーズに連動できてない可能性があること。
いくら「好転反応かもしれない」と言われても、不快感覚は理性を遥かに超えますから、その時のTさんには正直どこまでこの話が受け入れらたのかはわかりませんが、赤ちゃんのお世話で寝不足やゆっくりお風呂もままならない中で、よく最後まで頑張って通われたと思います。
完治で終了した日におっしゃっていましたが、「もしかして一生このままなのかな?と思った」ときがあったようです。これは腱鞘炎の方はよく口にされますから、それほど治りそうな気がしないような痛みなのでしょう。
あきらめている、あきらめそうになっている腱鞘炎の方のお力になれるかもしれません。
もし手立てがなくお困りでしたら、一度ご相談ください。
- 手首骨折に伴う親指付け根の痛み|
Iさん(女性 40代) -
症状
- 7ヶ月前から右手親指の根本の痛み
- グーができない、グーをするとピーンと張る痛みが出る
- 強い力ではなくても引っ張られる感じの痛み
- 家事、書き物、PC作業などで痛む
- 来院のきっかけ
-
Iさんは、7ヶ月前から右手親指の根本の痛みに悩まされはじめました。
- グーができない、グーをするとピーンと張る痛みが出る
- 強い力ではなくても、引っ張られる感じの痛みが出る
家事、書き物、PC作業など、ちょっとしたことでも痛むため、うかつに手を動かせませんでした。
きっかけは、さらにその2ヶ月前に転んで橈骨遠位端骨折(とうこつ えんいたん こっせつ)の手術をしてからだそうです。手術そのものは成功し、経過も順調だったそうなのですが、その後、再び自転車で転んで手をついたことで痛みはじめました。
病院で検査をしたところ、骨に異常はなし。
診断では、それとなく腱鞘炎のようなことを言われ注射を打診されましたが、根本的に治るわけじゃないなら打ちたくないと断りました。手術も示唆されたようですが、すでに一回骨折の手術をしている箇所なだけに、これ以上切るのも嫌でした。他にどうしたらいいかわからず、Iさんにできるのは、気休めと思いつつも処方された湿布を貼ることくらいでした。
しかも、ちょうど痛めたのと同じタイミングでお父さまの介護が始まったため、ただでさえ痛いのをさらに無理して使っていました。そのために仕事を休職し、一日中介護をする生活が半年以上続いたようです。私が初訪問した2ヶ月前にお父さまは亡くなられてお葬式も済ませ、ようやくひと息ついた頃でした。しかし、介護の負担はなくなったにも関わらず親指の痛みは引かず、このままでは仕事(PC作業)に復帰するのが不安だとおっしゃっていました。
- 診断・治療計画・方針
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経験上、腱鞘炎をはじめとする手や指周辺の痛みを抱えている方の多くは、腕が全体的に硬くなっている傾向が見られます。腕が硬くなるのは肩周りの動きの悪さも関係しています。
また、首や頭などに強い緊張がみられるケースも多いです。Iさんも多分にもれず、肩甲骨まわりの筋肉の緊張からくる肩や肘の動きの悪さや、首や頭部に強いハリが特に目立ちました。痛みが出るのを警戒してついつい体が力んでしまったのか、それとも介護などの疲労蓄積か?あるいはその両方かもしれません。首・肩こりや腰痛が長年慢性化してるとのことでしたので、元々の体の使い方が影響している可能性もありました。
転んで手をついたことがきっかけでしたが、そこで打撲したかひねったかで炎症が起きているにしても、本来は時間の経過とともに自然治癒していくものです。それが半年以上も治らないということは、回復を妨げている何かがあるはずです。
当院では多くの場合、筋肉の緊張によって血流が阻害されることが、慢性痛を治りにくくさせる大きな要因だと考えているため、緊張が強いところを優先的に緩めていくこととが先決だとIさんにお話し、はじめのうちは週1〜10日前後ペースでの施術を提案しました。
湿布は効果を感じていない様子だったので、やめるようにお伝えしました。
湿布に含まれる消炎鎮痛剤は、血流を低下させ痛みを感じにくくさせるため、血流をよくして根治させていこうとする当院の考えとは正反対であり、使い続けるとかえって治りが遅くなってしまう可能性があることも一緒に伝えました。
- 症状改善までの経過
-
- 初回
-
痛みや可動域に大きな変化はなかったが、施術を受けたあとは心地よい眠気に包まれた。
いつもは疲労からくるだるい眠気を感じることが多いというIさん。聞いていくと、不眠症を以前から患っていて、寝つきが悪かったり夜中に起きてしまうことが多いという。
首や頭の緊張が強いと自律神経が乱れ、不眠症などにつながることは多いので、腱鞘炎も不眠症も原因部分が重なっている可能性があることを伝え、指だけではなくそれらの部位も同時に診ていくことに。 - 2回目
- なるべく使わないようにしているが、まだわかりやすい変化はない。この日は、Iさんの体の中でも特に緊張が強い肩甲骨を動かすエクササイズをお伝えした。
- 3〜4回目
-
最初の痛みが10だとすると、3くらいまで落ち着いてきた。冷たいものを飲まないようにしたり、ご自身でも体を冷やさない努力をしていた。
前回お伝えしたセルフケアがうまくできている様子だったので、さらに指を動かす際の原動力となる前腕部分の筋肉をストレッチするエクササイズをお伝えした。また、呼吸の浅さも気になっていたので、胸郭をストレッチするエクササイズも伝えた。
まだ完全に痛みが取れたわけではないが、半年以上変わらない痛みに悩んでいただけに、Iさんからは、当初、表情や言葉に焦りやイラ立ちが感じられたが、今回、「一生治らないと思って絶望していたので、治るんだって思えるようになりました。」と笑顔が見れた。 - 5回目
-
何回か、布団を片付けた際に、ピリッとした痛みが出た。すごく強いわけではないが、一番痛かった時のことを覚えているため、うかつに動かすのがまだ怖い状態だった。手首を回すエクササイズを伝えた。
しかし、ここのところ睡眠の質が上がってきたといい、スムーズに寝付ける日が増えてきたという。肩甲骨は施術に来るたびに柔軟性が戻っているので、首や頭部への血流も回復しはじめたからではないかと思う。 - 6回目
-
当初10だった痛みは、1になり、ほとんど違和感程度にまで回復した。このとき、初診から2ヶ月の間経っていたが、「なるべく使わない」を根気よく徹底したといい、やっと動かす時の怖さが薄れてきたという。
睡眠の質はさらに上がり、毎日スムーズに眠れているとのこと。ここからは2週間ペースに。 - 7回目
- 腱鞘炎の痛みは全くなくなる。骨折の手術による拘縮感はある。せっかくよくなってきて、ぶり返しが怖いので、引き続き使わないようにして過ごした。
- 8回目
-
痛みのぶり返しはなかったので、怖さはかなり薄れてきた。仕事への復帰も不安が薄れてきた。
体を見ても当初からかなり柔軟性が高まり、問題ないと判断。何よりIさん自身が、自分でケアしていける自信がついたため、一旦終了。
手術後の拘縮感にも、お伝えしたケアは有効なので、継続するようアドバイスした。
- 施術家からのコメント
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Iさん、痛みがなくなって本当に良かったですね。
もともと口数がそんなに多くはないIさんから「絶望」という言葉を聞いたときは、かなり思い詰めてらっしゃったんだろうと思います。お父さまの介護に法事、仕事復帰への焦りなどで疲労が積み重なったところに、痛みによるストレスが追い討ちとなっていたのではないかと思います。
でも、あれこれとお伝えしたセルフケアを真剣に取り組まれているんだなということは、毎回お体を診るたびにしっかり伝わってきましたよ。こちらのアドバイス通り、素直に真面目に取り組まれた方は回復が早いです。
まさに努力の賜物ですね。お大事にしてください!
よくあるご質問
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改善するまでに
何回くらいかかりますか? -
過去の事例に基づくと、軽度な方であれば「3~5回前後」慢性化・重症化している方であれば「8~10回前後」がひとつの目安です。
もちろん、人によって生活習慣、症状の状態、発症からどれくらい経っているか、などで改善のスピードが変わってきます。 患者さんの症例という項目に回数ごとの体の変化も載せていますので、参考にしてみてください。 -
どのくらいの頻度で
通えばいいですか? -
基本的には週1回くらいが理想と考えております。
しかし、症状の状態や県外など遠方から来られる方もいますので、さまざまな状況・状態を踏まえ、担当の施術家と最適な計画を立て、改善を目指していきます。ただ、ひとつ言えることは、ダラダラとした治療はあまり良い効果を生まないということです。
できるだけ短い期間でお金を使わずに改善するのが一番望ましいと考えておりますので、治療期間中はできるだけ治療に専念できるような状況を作るということが良いでしょう。その都度、ご自身の意思で予約・来院を決めていただきたいため、回数券の販売は行なっておりません。
3ヶ月以上治らない
腱鞘炎の専門整体院
医師監修の臨床試験で効果や安全性を実証済