症例

腸脛靱帯炎(ランナー膝)の患者さんの改善経過

ランニング

腸脛靭帯炎

こんにちは。
FMT整体の山田です。

40代の女性ランナーYさん。
昨年11月の大阪マラソンのあとから、左膝の外側に痛みが出ました。

整形外科の診断は「腸脛靱帯炎」
ランナーに多い症状で、ランナー膝とも言われます。

その後、整形外科や整体院で治療を受けて来られましたが、
思うように改善せず、FMT整体に来院されました。

実は、FMT整体には、同じランナーであるYさんのご主人が、
以前、足裏の痛み「足底筋膜炎」で通院されていて、痛みが完治したことから今回の来院となりました。

Yさんの来院当初の症状は「歩くだけで痛い!」でした。

まず、Yさんにお伝えしたことは、大阪マラソンの走りで痛みが出たけども、
それまでの日常の習慣のなかに、痛みにつながる何らかの蓄積があったはずですよ、ということ。

どんな症状にも共通したことです。
痛みが出た時というのは、ひとつのきっかけであった可能性があります。

ですので、普段の姿勢や体の使い方などを見直していくことが、
症状の改善にはとても大切なのです。

 

その後、3回目の施術までは、施術後の数日間は痛みが減るけども、
徐々に痛みが戻ってくる様子でした。

Yさんも、良くなったと思ったら、
また痛みが出てくるので、不安な表情が続いていました。

そんなYさんには、
少しずつ体は変化していること、
痛みの強弱だったり、色々な反応を出しながら、体は改善に向かうことを伝えました。

そうして、Yさんも普段の座る姿勢を見直したり、
施術と合わせてお伝えした足首周辺のストレッチを毎日取り組まれていくと、

腰回りや臀部の筋肉の硬さ、足首まわりの硬さが次第に取れていき、
5回目の来院時には「痛みが全くありませんでした!」と、
笑顔で報告がありました。

不安な表情から一転、
「もう走れないんじゃないかと思っていました。良かった〜」と、
とても嬉しそうな様子でした。

それからは、まずウォーキング。
そして次は、1キロのジョギングで段階的に様子を見ていきました。

 

そして7回目となる、先日の来院の際には
「今週、5キロを2回走っても大丈夫でした!」との報告。

7割くらいのスピードで走れたそうです。

Yさんには、一気にペースを上げず、
じっくりと、良い状態を定着させていきましょうとアドバイスしました。

通院間隔も、2週間後に空けて様子をみることに。

 

これから暖かくなっていく時期に合わせて
しっかり状態を整え、早くご主人と一緒にトレーニングできるといいですね。

来週は、どんな報告があるか楽しみです。

 

この記事を書いた人

山田泰行

山田 泰行

大阪エリア担当。息子のケガを通して公務員から施術家の道へ。現在進行形で学びながら、皆さんの人生のきっかけとなる場を提供していきます。