後悔しない結果を残すために最後まで自分の足で走りきってください
周囲の期待になんとか応えたい。その気持ちだけはあるのに捻挫をしてからもう何ヶ月も治っていない。普通に歩いているだけでも違和感が残っていて、思いっきり練習をしたくても常に足首に不安がある。そのような状態ではないでしょうか?
目指している大会も迫っていて、自分が必要とされている状況なら、なおさら焦る気持ちや期待に応えられない自分への不甲斐なさも感じているかもしれません。
でも、大丈夫です。捻挫は必ず治る症状です。とはいえ、治療も色々してきたのに治っていないのであれば、また繰り返してしまうのでは?という不安もあると思います。
あなたは捻挫の痛みがなかったら、どんな結果を残したいですか?
ぜひ、後悔しない結果を残すために最後まで自分の足で走りきってください。
私たちは、あなたが捻挫の痛みを気にすることなく、自信を持って周囲の期待、そして自分自身への期待を超えていくためのお手伝いをします。大丈夫です。捻挫は良くなりますよ。
捻挫が治りきらないのには理由があります
これまであなたが捻挫を治すために色々なことを行なってきたのに、捻挫が完全に治っていないとしたら、以下の3つのことが考えられます。
- あなたの捻挫の原因が明確になっていない
- その原因に対して適切な治療が行われていない
- 復帰のタイミングが間違っている
これら3つをきちんと押さえて治療ができていれば捻挫は必ず改善していきます。
捻挫とはどのような状態なのか?
捻挫とは、関節が自然な可動域を超えて動いた結果、靭帯や筋肉などが損傷した状態のことで、患部には炎症による痛みや腫れが生じます。多くの場合は足首の外側の靭帯を損傷、ひどいと断裂をします。
捻挫の程度は1度〜3度で分類され、
1度 :軽い痛み・靭帯が一時的に伸びている状態
2度:歩行はできるが動かすと痛い・靭帯が一部損傷している
3度:痛み、腫れがかなり強い・靭帯が完全に断裂している
などひとくくりに捻挫と言っても状態によっては治る期間も変わってきます。
※痛みや腫れがかなり強い場合は靭帯が断裂している可能性もあるため一度、病院での診察をおすすめしています。
捻挫直後には、RICE処置(※)を行い、その後は包帯やテーピングで患部を固定して自然治癒を待つのが一般的な処置です。
※RICE処置とは
- Rest・・・安静
- Ice・・・冷やす
- Compression・・・圧迫(腫れや炎症のコントロール)
- Elevation・・・挙上(心臓より高い位置に患部を挙上し、腫れや炎症をコントロール)
の4つの処置の頭文字を取りそう呼びます。
なぜ、捻挫はクセになってしまうのか?
上記の対処方法は一般的にインターネットなどで紹介されている情報ですが、その対処方法を行なっても捻挫の痛みが取りきれなかったり、動くと痛みが戻ってしまうことがあります。また、繰り返し同じ場所を捻挫してしまう「捻挫グセ」になる方も多いです。
それは、捻挫により損傷した箇所が癒着したり、固まってしまい関節の可動域が狭くなった状態のままで練習を再開してしまうためです。動きが悪いものを無理やり動かせば、やはり壊れてしまいます。
また、関節の可動域だけを見ていると重要なことを見逃してしまいます。例えば新体操の選手など体が柔らかい人でも捻挫になってしまうことがありますが、これは、関節の可動域が大きくても筋肉の柔軟性が失われているためにおきます。
ですから、捻挫を根本的に改善し、再発を予防するためには、関節の可動域だけでなく、そこに関係する筋肉の柔軟性も取り戻していく必要があります。
あなたの捻挫の根本原因を見つけることが大切
もしかしたらここまでのお話は、インターネットや通っていた治療院の先生から聞いているかもしれません。
しかし、すでに筋肉を柔らかくするためにマッサージや電気治療、ストレッチはやっているけれど治っていない、そんな状態ではないでしょうか?
それは、捻挫の痛みを引き起こしている原因に対してきちんとアプローチができていないからです。
例えば、走ったりジャンプすることが多いスポーツをされている方によく見られるのが、足の裏や足の指の硬さが捻挫の痛みに繋がっているケースです。
このように私たちの足の裏には、3つのアーチがあり、そのアーチによって地面からの衝撃を吸収しています。
しかし、足の裏の筋肉が硬くなってしまうと、このアーチ機能が失われてしまい、地面からの衝撃を吸収できなくなります。吸収しきれなかった衝撃は、足首周りやふくらはぎ、すねにまで直接負荷をかけます。すると、足首に負荷が集中して捻挫をしてしまうのです。
現代は、ゴツゴツした地面でなく、きれいに整備された道の上を走ることが多いので、足場の悪いところで着地する事に慣れていないことや、機能の良いシューズに助けられていることで、本来の足の機能が低下しているスポーツ選手が多く、捻挫をする人も増えているのです。
下の図を見ていただくとわかるように、ふくらはぎやすねの筋肉が足首周りの関節をまたいで足の裏まで繋がっていることがわかります。

このようなことから、足首だけでなく、すねやふくらはぎの筋肉まで徹底的に柔軟性を取り戻していくことが大切です。
それだけでなく、足本来の機能を取り戻すために、指と指の間の水かきの部分など細かい箇所まで施術をしていく必要があります。ここまで行うことで捻挫グセは回避することができます。
人によって、筋肉が硬くなっている場所は違いますから「捻挫」とひとくくりにして一般的な原因に当てはめて治療をするのではなく、なぜあなたの捻挫は起きているのか?をきちんと考えて、治療をすることが根本的な解決に繋がります。
私たちは、実際に問診や施術をしていく中でその方の膝の痛みを引き起こしている原因を探っていきます。その原因がきちんと解消されれば、どんな状態の捻挫でも改善していきます。
※FMT整体では、捻挫の再発防止だけでなく、捻挫直後の施術も可能です。捻挫直後にできるだけ早く施術を受けることによって、早期回復を期待することができます。
原因がわかっていても治療方法が間違っていると治りません
また、捻挫の痛みの原因がわかっても、その原因を解消するための治療方法が間違っていると捻挫は治りません。
FMT整体では、これまでに「どこに行っても良くならなかった捻挫の患者さん」を多く診てきました。その患者さんからこれまでに行ってきた治療方法をお聞きすると、
①サポーター
②病院や接骨院でおこなう電気治療
③強い刺激のマッサージ、指圧
④湿布、痛み止め
⑤アイシング(内出血が起きた場合は、アイシングが必要なケースもあります。)
⑥ストレッチ
などが挙げられました。私たちは、この治療方法を否定しているわけではありません。しかし、もしこれらの治療方法を続けていても効果が出ていないのであれば、今後その治療を続けていっても捻挫が治るとは思えません。
捻挫をしたばかりで強い痛みや腫れ、内出血のあるときは、安静にしたり冷やしたりすることが大切ですが、その後もずっと患部をサポーターやテーピングなどで固定して、動かさないままの状態が続くと、血液循環が悪くなったり筋肉が硬くなってしまい、関節の動きも悪くなってしまいます。
ですから、安静にしているだけよりも、内出血がおさまったタイミングで、足首周辺を中心に筋肉を柔らかくして、血液循環を良くしたり、関節の動きを取り戻す働きかけをすることが、早期の捻挫の改善につながると考えています。
冷やしたり動かさないで安静にするのは内出血がおさまるまでで、そのあとは、捻挫を引き起こす根本的な原因の筋肉を柔軟にし、関節の動きを取り戻していくことが大切です。
また、スポーツで痛めたとしても、どんな動きが多いスポーツなのか、その人の走り方や動きのクセ、走る距離も違います。スポーツをしていない方でも痛くなる人も多いため、日常生活での動作やその方の歩き方、お仕事の状況なども人によって異なるはずです。
捻挫という症状は同じでも、その症状を引き起こしている人は違うのです。
私たちは、一般的に言われていることをやってきて治らないのであれば一般的な捻挫の原因にそって治療をするのではなく、その人に向き合って治療をしていく必要があると考えています。
原因を探り、仮説と検証を繰り返して、その方と対話をしながら治療を進めていくことを大切にしています。上手くいけば正しい。上手く行っていないのであれば、何が治りを妨げているのか?などを一緒に考えていくことでどんな状態の捻挫でも改善することができます。
捻挫の治療は痛みがなくなってからが本番
ここまで捻挫をどのように治療していくと良いのか?をお話してきましたが、捻挫の治療で最も大切なのは、どのように運動や日常生活に復帰していくのか?ということです。
捻挫は、「捻挫グセ」と言われたりするように、繰り返しやすい症状と言われていますが、それは復帰の仕方やタイミングを間違えているからです。
痛みがなくなっても、体の柔軟性が乏しい状態で動くと痛みが戻ってきてしまいますので私たちは、その方の状態をみながら復帰の仕方やタイミングも含めてアドバイスをしています。
その方の体の状態に合わせてケア方法も伝えていくので、再発防止にもなりますし、自分の体の動きが悪いところをケアできるので、痛くなる前よりも動きやすくなり、運動をされている方であれば、パフォーマンスアップにも繋がります。
実際、FMT整体に来られていた患者さんの中には、練習を休んでいたにも関わらず、施術を受けたりケアを続けて体の動きが良くなったことによって、捻挫を繰り返すことがなくなっただけでなく、サッカー部の部員の中で1人だけが行くことができるブラジルでの1ヶ月の特別短期留学のメンバーに選ばれた学生さんもいらっしゃいました。
痛みを我慢しながら焦って練習をするよりも、この機会に自分の体と向き合って体をケアしたり、柔軟性を取り戻した方が、きっと良い結果に繋がっていくはずです。
早く回復する選手と回復しない選手の違い
自己紹介が遅れました。はじめまして。FMT整体の柴田友里絵と申します。
私が鍼灸師を目指して専門学校に通っていたころ、勉強の一環でトレーナー活動をしていました。
当時、もちろん見習いでしたから出来ることは限られていましたが、活動の中でさまざまな選手と向き合ってきました。
大会の寸前で怪我をした選手は「足が壊れてもいいから試合に出たい。」と涙をこらえながら訴えます。ある選手は、テーピングにサポーターを重ね、足をガチガチに固めて試合に出ています。頑張っている選手ほど何かしらの無理を抱えているように思えました。
それらの体験が施術家としての道を歩むひとつのきっかけになったのですが、実際にFMT整体の施術家になり、施術を続ける中で分かったことがあります。早く回復するか、なかなか回復しないかは、どんな治療を選択するか以前にある程度決まっているということ。
無理が必要なときもあるでしょう。頑張ること、そのものを否定するつもりはありません。
しかし、本当にそれは今必要なのか?本当に今やるべきことは何か?その判断が適切にできる選手はケガの回復が早いのです。だからこそ、あなたには何のために頑張っているのか、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
トレーナー活動をしていた学生の頃は「選手の望みをいかに叶えるか」が大切だと思っていました。けれども、ケガをして大好きなスポーツに取り組めなくなるのは選手自身です。
一時的なものであれば耐えられるかもしれませんが、一生を考えたときに、やりたいことが永遠にできない。その苦しみは計り知れません。
私たち施術家や、選手を支える人達ができることは、選手の目の前の望みを叶えることではなく、未来の得たい結果を一緒にみて、取り組んでいくサポートをすることです。
そして、あなた自身ができることは、まわりの支えてくれる人々に、自分の目指したい未来をはっきりと言葉にして伝えること。そして、必要なときは助けてもらうこと。それが大切なのではないでしょうか。
思い切りやりたいことに取り組むためにも、あなたを応援してくれる誰かのためにも、今できることに全力で取り組んでみてください。大丈夫です。きっと良くなりますよ。
あなたの励みになるよう当院に来られた患者さんの声を紹介します。同じような症状の方がいらっしゃったら今後の治療への参考にしてみてください。
また、参考までにこれまでFMT整体で施術をうけた方からのお手紙を載せておきます。
FMT整体に捻挫の治療で来院されていた患者さんの声
最後に
「後悔しない結果を残したい。」「周囲の期待にも応えたい。」
この捻挫さえなければ…。そのような心境だと思います。
監督やチームメイト、両親、自分のことを期待してくれている人がいるのに怪我で応えられない。そんな悔しいことはありません。
だからこそ、この機会に捻挫を根本的に治していきましょう。
そして、最後にお伝えしたいことは、この怪我をしているときは、選手として成長する大きなチャンスだということです。
このもどかしく、苦しい時期に「自分は怪我をしているから何もできない。」と落ち込むのではなく、自分の怪我を治すことに専念しながらもいま自分がチームにできる貢献は何か?を考えて行動する。
そのようなスポーツ選手は、怪我から復帰した後、間違いなく伸びていきますし、監督やチームメイトは怪我をしている今のあなたの姿勢を見て「こいつに任せたい。」「この人を支えていきたい。」と思うはずです。
そして、その姿勢があなたが復帰した後、選手としての伸びしろを大きく伸ばしていきます。そのための大きなチャンスの時期だと捉えて今できることに取り組んでいきましょう。
まだまだ、先が見えないため不安もあると思います。ですから、一人で悩まずに私たちに相談してくださいね。一緒に頑張っていきましょう。