症例

脊柱側弯症による不調を改善するための治療方法

脊椎側弯症

小さい頃からの側弯症。腰や背中の痛みは以前からあったが、少し体を休めれば治っていた。しかし、仕事などで同じ姿勢を続けることが多く、以前のように休んでも痛みが少なくならない。最近では頭痛や肩こりもひどく、疲れやすくなってきた。「このまま、もっとひどくなるのではないだろうか?」「私の体はどうなってしまうのだろう?」「将来が不安」そんなお気持ちでこの記事にたどり着いたのかもしれません。

でも、あきらめないでください。脊柱側弯症によって引き起こされている痛みや不調は、正しく対処すれば改善する可能性があります。

この記事では、脊柱側弯症の正しい原因と効果的な治療方法、日常生活で気をつける方法など、脊柱側弯症による不調改善のために必要なことを順番に説明していきます。

脊柱側弯症とはどのようなものなのか?

背骨は1本の棒のような形をしていることから「脊柱」と呼ばれます。一つひとつの椎骨が縦に積み重なって背骨を構成しており、横から見るといくつかのカーブがあります。このカーブによって衝撃を吸収して体が守られているのです。

しかし、正面から見ると真っすぐなはずの脊柱が横に曲がっているような場合を脊柱側弯症と言います。

側弯症画像出典:日本整形外科学会

これによって、脊柱がねじれを伴い、

・背中の盛り上がり

・肩の高さの左右差

・ウエストラインの左右非対称

などの体形の変化が生じます。

そして、症状が進行すると

・慢性的な腰の痛み

・首や背中の痛み

・内臓の機能障害

などにつながり、日常生活に支障が出てきます。

そして、脊柱側湾症を原因で分類すると以下のとおりです。

  • 機能性側弯症

姿勢など何らかの原因により、一時的に生じた側弯の状態で、原因が取り除かれると側弯は改善するもの。

  • 構築性側湾症

脊柱のねじれを伴い、容易に正常な状態に戻らなくなったもの。原因不明のものと、原因となる病気が分かっているものがある。

・特発性側弯症

脊柱側弯症の約80%を占める。原因がはっきり分かっていない。思春期の女子に圧倒的に多いのが特徴。

・先天性側弯症

脊椎に生まれつきの異常があるために、成長期に側弯症に進展するもの。

・疾患性側弯症

病気が原因によるもの。小児麻痺、筋ジストロフィーなどの病気に伴って側弯が発生するもの。

以上のタイプに分けられます。そして原因や程度などによって一般的に行われる対処は、以下の通りです。

・経過観察

成長期で側弯が20度〜25度以下の軽い側弯に対しては、3〜6ヶ月ごとの定期健診で経過観察が行われる。

・装具装着

側弯が25度〜40度までの軽度あるいは中等度には、矯正及び保持のために装具装着法が行われる。

・手術療法

骨成熟終了時に側弯が35度以上であると、将来手術になることがある。症状の程度などから総合的に判断される。

※日本整形外科学会の分類や対処を参考におおまかにまとめています。

一般的には、以上のように症状や原因、対処方法について分類されています。

もしかすると、このようなことは既に調べたり、お医者さんから聞かれているかもしれません。そして、詳しく調べれば調べるほど、「側弯症を改善するのは難しい」という情報が多く目に入り、不安な気持ちが大きいのではないでしょうか?

もちろん、先天性や疾患による原因があるものについては、側弯の状態が改善される可能性は少ないかもしれません。しかし、そうした要因があるものも含めて、側弯症による不調を改善する可能性は十分あると考えています。

もし、あなたが側弯症の症状で長年悩んでおられ、思うように改善していないとしたら、それには大きく分けて3つの理由があります。正しい原因と効果的な対処方法を知り、辛い症状を少しでも改善していきましょう。

2.側弯症に対する認識の間違い

側弯が起きている原因や程度、年齢によって対処方法が異なりますが、以下では、主に側弯症の約80%を占め、原因不明とされている特発性側弯症についての考えを説明していきます。

側弯症は治らないという間違い

早期に側弯症が発見されても、軽度であれば経過観察で済まされることがほとんどです。これは幼少期には珍しい病気ではなく、進行するケースは少ないと考えられているからです。そのため進行具合によっては装具装着での現状維持、さらに進行した重度であれば手術が必要とされます。つまり側弯そのものは治っていくものではないと考えられているからです。

 

側弯症の原因に対する認識の間違い

治療院などで「骨盤がゆがんでいる」などと言われることは少なくありません。しかし、ゆがみは少なからず自然にあるものなので、「ゆがみ=痛み」の原因ではない場合があります。そして、ゆがみの改善には“骨を元通りにする必要がある”と捉えられがちですが、骨が勝手にゆがんでいるのではありません。体の動きは骨のまわりに付いている筋肉が伸び縮みすることで動きが作られています。

ですので、本来なら自由に伸び縮みする筋肉が何らかの影響で硬くなり、骨の引っ張りが繰り返し同じ場所に続くことで、ゆがみを形成していくのです。つまり、脊柱のゆがみを生んでいるのは、骨のまわりの筋肉が原因なのです。

さらに、背骨が真っ直ぐになるなど、側弯そのものが元通りに改善されなくても、引っ張りを作っている筋肉の柔軟性を取り戻すことで、腰や背中の痛みなどは改善されていくケースは多くあります。

側弯症に対する治療方法の間違い

これまでお伝えした通り、側弯が起きている状況や段階によって治療方法も異なり、経過観察、装具装着、手術療法の対処が行われるのが一般的です。それぞれの段階の対処で症状の進行が止められ、日常生活に支障がなく過ごせているのなら問題はありません。しかし、現在も側弯症が引き起こす症状で不調があるなら、一日も早く効果的な治療を行う必要があります。

一般的な対処に対する考え方を説明していきます。

・経過観察

軽度の側弯である場合、経過観察となって定期的な健診で様子を見ることになります。しかし、側弯の進行を防ぐためには、軽度の段階で適切な治療を行うことが早期の改善につながるのです。

・装具装着

側弯が軽度から中等度の場合、骨の矯正を目的に装具の装着が行われます。しかし、これらの方法は保存療法なのです。つまり現状維持が目的であって、元の背骨に戻すことが目的ではありません。

また、装具を着けていることで、動きも制限されるので、余計に筋肉を硬くすることにつながって、さらに悪化する可能性もあります。

・手術療法

進行した重度の側弯であれば、最終的に手術での対処が取られます。側弯症の手術は背骨に金属の棒を連結させ、曲がった背骨を矯正するものです。しかし、背骨は神経の束が通っている重要な場所なので、大きな危険性を伴います。術後に色々な不調、合併症が生じる可能性があるのです。

また、体は成長するので身長も伸びます。背骨が金具によって押さえつけられるので、骨の成長にも影響が出ますし、運動能力の低下にもつながる可能性があります。

以上のように、一般的に行われている治療方法は対処療法でしかなく、側弯症が引き起こす症状の根本的な改善にはつながっていないのです。

それでは、一体どうすれば根本的な改善ができるのでしょうか?FMT整体が多くの側弯症の患者さんを診てきた中で、側弯症が引き起こす症状を効果的に解消していくための考え方をお伝えします。

側弯症を改善する3つの治療方法

これまでお伝えしてきたことを踏まえて、側弯症の原因を理解して、その原因に対して適切な治療をすれば、体はちゃんと元に戻ろうとする治癒力が働き、改善へ向けて動き出していきます。

FMT整体では、側弯症に対して具体的に以下のような施術を行っていきます。

背骨まわりの筋肉を柔軟にする

側弯症は背骨のまわりの筋肉が硬くなることで、自由に伸び縮みができなくなり、繰り返し引っ張りが同じ場所に続くことで、ゆがみが形成されていきます。ですので、骨を無理やり矯正する治療や対処では、一時的に改善することがあっても、骨の位置を無理に戻しても、まわりの筋肉の引っ張りがそのままではあれば、また徐々に引っ張られて戻ってしまうのです。

FMT整体では、ゆがみの原因を作っている背骨のまわりの筋肉を柔らかくして、引っ張りがなくなる状態にしていきます。

肋骨や骨盤まわりなど、体のつながりの筋肉も柔らかくする

背骨まわりの筋肉だけでなく、首や肩、肋骨や骨盤まわり、さらには下半身の筋肉も柔らかくしていく必要があります。体は全身タイツのように筋膜で覆われており、一見、側弯に関係がなさそうな離れた部位にでも筋肉の硬さがあれば、その場所からの引っ張りが生まれている可能性もあります。このように、症状のある部位だけでなく、体全体にまで施術の範囲を広げ、その方の側弯がどこから影響を受けているのか?をしっかり診ていきます。

再発防止の方法やご自身でできるセルフケアを伝えます

側弯の原因には、ゆがみが生まれるような姿勢や体の使い方が、これまでの習慣の中にあるという視点も大切です。日常の体の動きに目を向ければ、左右のバランスが取れた動きばかりではありません。例えば、いつも同じ側の足を組んでいる、いつも同じ側の肩にカバンをかけているなども、偏った習慣のひとつです。

また、スポーツによっては同じ側の腕だけを使うとか、同じところに負担のかかる動きの繰り返しなども偏りを作る要因です。

側弯の症状が改善されても、こうした習慣にも気をつけたり、見直していくことが大切ですので、状況を聞きながら具体的にポイントをアドバイスしていきます。

さらに、お体の状態に合わせて、ご自身でできるセルフケアもお伝えしていきます。施術と併せて行うことで、効果的に改善したり、いい状態がキープできるようになります。

最後に

これまで側弯症の症状があるために、辛い思いをしてきたと思います。体の痛みだけでなく、精神的なストレスも大きかったと思います。でも諦めないでください。そして自分の体に備わる治癒力を信じてください。体は常に元へ戻ろうと働いています。

まだまだ不安があると思いますが、大丈夫です。一緒に取り組んでいきましょう。一人で悩んでいないでいつでも相談してください。

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