健康コラム

走るために進化した人体の仕組み③直立二足歩行

二足歩行

その他

こんにちは、FMT整体の三輪です。

私たちは普段、当たり前のように直立二足歩行で歩いていますが、
”直立二足歩行”が可能で、今まで生き残っている生物は人間のみというのはご存知でしょうか?

「え?鳥や猿も二足で歩いているよ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに鳥や猿は二足歩行なのですが、直立(背骨と足を垂直)して二足歩行できるのは人間だけなのです。
(※ちなみに、猿はナックルウォークといって手も使って歩きます)

実はこの直立二足歩行、長距離を走る上でものすごく有利に働きます。
そのひとつの理由は、呼吸です。

例えば、チーターや馬など足が速い動物のほとんどは四足歩行ですが、
これらの動物は走りながら胸を縮めたり、伸ばしたりする動作と
息を吸い込み、吐く動作が連動しています。

(以下の動画をご覧いただけるとわかりやすいと思います)

つまり、一歩進むごとに一呼吸しかできないのです。
これは、肺が前足と後ろ足の間にあるため足の動きに肺の動きが制限されるためです。


出典:コトバンク

しかし、人間は直立二足歩行を獲得したことによって、
足の動きと肺の動きを別々に分けることができるようになりました。

走ったことがある方ならわかると思いますが、
長距離を走るときには呼吸のリズムというものがあります。

例えば、2回吸って、1回吐くという一定の呼吸のリズムが楽だとしたら、
人間は歩数に縛られずにこの呼吸のリズムを保つことができます。

これは、足と肺が連動していないからこそできることです。
一歩ごとに一回の呼吸をしてみるとかなり早い呼吸になるので疲れやすくなります。
ですから、四足動物は短距離走向きで長距離走には向いていないのです。

そして、直立二足歩行によって獲得したこの肺を最大限に活かすためには
正しい姿勢で走ることがなにより重要になってきます。
※この走り方などに関しては、今後の記事でお伝えしていこうと思います。

胸郭を大きく使えるようにしておくことで持久力は変わってきますので
まだ、以下の記事を見ていない方は参考にしてみてください。

持久力を高める方法|心肺機能をアップさせるエクササイズ
本来持っている体の機能を最大限発揮できるように整える。その上でトレーニングを続けることが最も効率の良いトレーニングにも繋がると思います。

しかし、このような人体の仕組みが自然と進化の過程で
出来上がってきたことは、あらためて命って不思議だなと思います。

命は必ず回復しようとする。
命は必ず生きようとする。

その生きようとする命の力が
私たちの頭で考えられる範囲を遥かに超えて、
自然界で生き延びるために体を進化させてきたのだと思うと
「自分の体を大切にしなくちゃ。」と感じますね。

この記事を書いた人

三輪 拳

三輪 拳

中学生のとき、オスグッドに悩み、地域の治療院を巡るが1年半治らずFMT整体と出会う。どこに行っても改善しなかった自身の痛みが改善したことに感動し、「自分も将来、困っている人や苦しんでいる人の役に立てる人になりたい」という気持ちを持つようになる。高校では陸上競技をはじめ、山梨学院大学にスカウトで入学するも中退。その後、FMT整体で学び始め、18歳でセラピストデビュー。現在は、FMT整体愛知小牧本院を担当している。