活動日誌

月一の研修でランニングクリニックを行いました。

その他

こんにちは。FMT整体の三浦です。

FMT整体の施術家は、技術の向上、症例検討などのため、 月に1回全員集合して研修を行っています。

 

 

9月の研修では、本院の三輪先生が講師となり、愛知小牧の公園で 歩く走るの基本動作から体の動きを学ぶことを主眼としたランニングクリニックを行うことに。

体感することが、何より大切です。

各先生方のランニングフォームを動画に撮り、チェックしていきます。

私はフルマラソンを3時間半ほどで走るので、そこそこフォームにも自信があったのですが、撮ってもらった動画を見返すと、
自分の頭の中で描いていたフォームと、現実との大きなギャップに衝撃を受け、笑うことしかできませんでした。

人気漫画スラムダンクの安西先生の言葉ではないですが、上達への近道は、己の下手さを知ることと、
その道のプロがいる環境に身を置き、絶えず学んでいくということが必要なのだと再確認

 

 

さて、各先生方のフォームも確認すると、いくつかの共通点が出てきました。

それは、肩甲骨と骨盤など体幹のパワーが十分に使えておらず、脚などの末端のパワーを使った効率の悪い走り方になっていること。

また、そのためもあってか、着地地点が身体の重心より相当前側になっていて、ブレーキをかける走り方になっていることでした。

早く楽に長く走るためには、肺活量や筋力と言った体力的なことももちろん必要ですが、イメージ通りに効率的に身体を動かすという、身体の動きを最適に調整していける感覚や身体の状態も大切なのです。

 

私たち施術家が、なぜ研修でわざわざランニングクリニックを行うかの意味がここにあります。

同じ事をしていても痛む人と痛まない人との大きな違いの一つに、身体の使い方やその時の身体の状態があります。

効率的に体幹の大きな筋肉を使って優雅にしなやかにスムーズに動ける方と、そうではなく、 動く度にドタバタ、ガサガサ、そんな方とでは、同じ事をしていても 後者の方が身体へ大きな負担がかかってくるのです。

それを施術家自らが身体を通して実感し、理解を深めていくことで、患者さんへお伝えするアドバイスもよい方へ変わると思うのです。

 

三輪先生からは、理想的なランニングフォームとはどのようなものかということを通して身体の効率的な使い方の説明があり、様々なボディワークを行いました。

身体の使い方を学ぶ

傍から見ると怪しい謎の一団。でも、当事者らはいたって真剣です。

更に、人間の基本の動きである歩き方や走り方というのは、実は、赤ちゃんが歩くまでに行う動きの中で大切な要素を学んでいるとの詳しい説明や実演がありました。

例えば、寝返りは背骨の回旋を、うつ伏せで頭を上げるのは背骨の背屈、ズリバイは背骨の側屈や肩甲骨、骨盤などの使い方などを少しずつ身に着ける動きであるということ。

魚類は、背骨を側屈させることしかできませんが、ほ乳類は前後の動きも得意です。なるほど、だから魚は尾びれが縦なのに、くじらやイルカは横なのですね。

三輪先生にならい、みんなでズリバイやハイハイなどをして、実際の動かし方のレクチャーを受けましたが、しかし、これがなかなかうまくできません。

いかに自分の体を使えていないかということが分かり、目からうろこが落ちた研修となりました。

 

 

なお、私の目標はサブ3(フルマラソン3時間切り)なのですが、どおりで最近伸び悩んでいるし、痛むことが増えている訳だと合点がいきました。

兎にも角にも、数々の気づきを得、深い学びとなりました。今回学んだことを現場で還元していきます。

 

 

 

追伸:研修後、走るのがとても楽になり驚いています。フォーム改善の効果もあると思いますが、
赤ちゃんの動きを真似した後、身体がよく動くようになった感覚がありましたので、そのおかげもあるのだと理解しています。無理せずに続けていこうと思います。

 

 

この記事を書いた人

博三浦

三浦 博

福島県出身 3人の子の父。元裁判所書記官。ランニングで患った足底筋膜炎が治らず困っていた時、偶然見つけたFMT整体の「足底筋膜炎セルフケアDVD」で痛みが改善し、その後横浜センター南院に通院して足底筋膜炎を完治。一気にFMT整体のファンになり、ここの整体師に憧れました。しかし、今、本当に自分が通っていた院で施術をしているとは、人生の不思議さを感じます。治らないと諦めかけていた時に救ってもらったこの場所で今度は私が皆さんに“治る可能性”をお伝えしていく番です。