活動日誌

シンプルなものほど奥深い

その他

こんにちは。FMT整体の三輪です。
先週の土曜日に今期のセラピスト養成学院の第1回目講座を開催しました。

第1回目講座では「セラピストの心構え」や「技術のベースとなる触れ方」などを学んでいきます。

さて、セラピスト養成学院は、卒業までの期間が約半年間です。
人によっては「半年で本当に施術ができるようになるの?」と思われるかもしれません。

結論から言うと、できるようになります。
それは、FMT整体の施術は非常にシンプルだからです。

ただし、ここで言う「できる」というのは、
「完璧になる」ということではありません。

例えば、野球のバットを振るという動作は1時間もあれば、
その動作や型を取ることは誰でもできると思います。

しかし、同じようにバットを振っているように見えても
イチロー選手がバットを振るのと、素人がバットを振るのでは、
そこには素人ではわからない意識や感覚、経験などの差があります。

「バットを振る」というシンプルな動きの中には、
それを追求しなければわからない世界があるはずなんです。

施術も同様で、技術の型を覚えることは、そう難しいことではありません。
しかし、その型を何度も繰り返し、多くの人に触れて、
多くの経験を積んではじめて掴める感覚があります。

ですから、セラピスト養成学院の半年間で学ぶことは、
セラピストとしてのスタートラインに立つための型を覚える時間とも言えると思います。

僕もデビュー後からこれまでに1万人以上の方を施術させていただきましたが、
今だに新しい発見や感覚の変化があります。

でも、やっていることは、
今回の学院生の皆さんが学んでいることとそう違いはありません。
それだけシンプルなことは奥深いのだと感じています。

現代には、様々な方法論が溢れています。
「整体」という一つのジャンルだけを切り取っても様々な療法があります。
でも、大切なことは、色々な方法論を学ぶことではなく、
一つのことをしっかりと実践して掘り下げること
だと感じています。

 

最後に伝説の武術家と呼ばれたブルース・リーの名言で締めたいと思います。

「わたしは一万種の蹴りを一度だけ練習した男は怖くないが、一つの蹴りを一万回練習した男は恐ろしい。」

ブルース・リー

この記事を書いた人

三輪 拳

三輪 拳

中学生のとき、オスグッドに悩み、地域の治療院を巡るが1年半治らずFMT整体と出会う。どこに行っても改善しなかった自身の痛みが改善したことに感動し、「自分も将来、困っている人や苦しんでいる人の役に立てる人になりたい」という気持ちを持つようになる。高校では陸上競技をはじめ、山梨学院大学にスカウトで入学するも中退。その後、FMT整体で学び始め、18歳でセラピストデビュー。現在は、FMT整体愛知小牧本院を担当している。