健康コラム

免疫力を高めて感染症の季節を乗り切る「寝・食・住」のすすめ

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現在、新型コロナウィルスの大流行によって大変な状況が続いていますね。

また、風邪やインフルエンザウィルスなども油断ができません。マスクや⼿洗い、うがいはしているけど、それでも不安はあると思います。

そこで、今回は少しでも不安を解消していただけるよう、FMT整体スタッフで意見を出し合い、まとめた感染症対策をお伝えします。

私たちの体には免疫機能があり、正常に働いていると、万が一ウィルスが体内に侵入したとしても感染しにくくなります。

ですので、マスクや手洗い、うがいなどの基本的な予防と合わせて、体の免疫力を高め、ウィルスをはね返せるバリアをつくっていきましょう!

1.体内時計を味方につけて元気に乗り切る!

1−1.毎朝同じ時間に起きる

目覚め

在宅勤務や時間差出勤、学校の長期休みなどで起床時間が不規則になっていませんか?

人間の体には24時間リズムで変化する体内時計(=サーカディアンリズム、概日リズムなどとも呼ばれる)が備わっており、このおかげで血圧や心拍数、体温、排泄機能などの身体活動全般が最適に保たれています。

このリズムが崩れるとホルモンバランスが乱れ、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。

ですので、平日・休日に関わらず、なるべく毎朝同じ時間に起きましょう。

「でも休日くらい長く寝たい」という場合、誤差は1時間程度に。

1−2.朝日を浴びる

目覚めたらすぐに朝日を浴びることで、私たちの体内時計はきちんと調整されるようになっています。

朝一番に窓を開けて、空気の入れ替えと一緒に行いましょう。

また、ウィルスは紫外線(太陽の光)にさらされると不活性化する(=感染性が失われる)と言われていますので、まさに一石二鳥ですね。

2.食べ物の力を頂いて美味しく乗り切る!

2−1.根菜類やきのこをたくさん食べる

今が旬のじゃがいもや玉ねぎ、人参、大根などの根菜類は放っておいても芽や葉が育つことから、まさに生命を生み出す源であり、免疫力を高めるビタミン類が豊富に含まれています。

また、免疫系統をつかさどる腸内の環境をよくするために食物繊維たっぷりのきのこもおすすめです!

根菜

2−2.皮ごと丸ごと食べる

お料理の際、野菜の皮や芯、ヘタなどを捨てていませんか?

実は、捨ててしまうその部分にこそ、フィトケミカル(phytochemical)という栄養素が豊富に含まれています。

【フィトケミカルとは・・・植物にとって有害な紫外線や昆虫などから自分の身を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のこと】

これが人の体にとっても抗酸化作用があることが近年わかってきており、積極的に摂取することで体の酸化を防ぎ、老化やさまざまな病気のリスクを低下させることが期待されています。

ですので、できれば野菜や皮は皮や根っこ付きのまま、丸ごと食べるのがベストです。

でも、「そのままで食べるのはちょっと……」と抵抗がある方は、普段は捨ててしまう野菜くずを煮込んで作るベジブロス(野菜のだし汁)がおすすめです。

ベジブロス

◯美味しく、無駄なく、体に優しい!ベジブロスの作り方○

野菜くずひとつかみ(皮、葉、根、芯、ヘタ、種など何でもOK )

水1ℓ程度

お酒小さじ1

を弱火で20分ほどじっくり煮込むだけ。カレーや味噌汁など何にでも使えます。
このだし汁に根菜やきのこを入れて作るスープはさらにGOOD!

【ちょっと豆知識】

豆電球

食養生の世界では、

身土不二(しんどふじ)・・・土地柄と季節に合った食べ物を食べると良い

一物全体(いちぶつぜんたい)・・・ひとつのものを丸ごと食べると良い

という考えがあるそうです。

これも元々は仏教用語から来ているとか。
先人の知恵なのかもしれませんね。

3.住まいを整えて心地よく乗り切る!

3−1.こまめな換気

換気

1〜2時間に一度は空気の入れ替えを。

たとえ空気清浄機を使っているとしても、あくまで室内にある空気を循環させるだけで新しい空気を作り出すわけではないので、新鮮な外気をひんぱんに取り入れることが大切です。

3−2.加湿

ウィルスは微細な粒子のため、湿度が高いところでは浮遊しにくくなるため、吸い込む可能性がぐんと下がります。

また、万が一体内に入ったとしても自分自身の粘膜が十分に潤っていれば、ウィルス粒子は粘膜を通過する前に壊れてしまい、不活性化する確率が高まります。

部屋で過ごすときや就寝時は、加湿器や濡れタオルを干すなどの工夫をして過ごしましょう。

4.家の中と一緒に、体にも潤いを!

4−1.入浴

お風呂に入ると、顔や髪の毛に付着した微細なホコリ汚れなどと一緒に、ウイルス粒子もきれいに洗い流すことができます。

また、シャワーで汚れを落として終わり、ではなく38〜41℃ほどのお風呂に15分程度浸かってください。お風呂に入浴することで体温を上げてあげると、免疫力UPにもつながります。

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いつもFMT整体が口をすっぱくして言っていますので、きっと当院の患者の皆さんはもうお分かりだと思いますが、この時期はいつも以上に心掛けてみてくださいね。

4−2.鼻うがい

鼻うがいは、鼻の奥まで入り込んだ微細なホコリやウィルス粒子をしっかり洗い流してくれるのはもちろんですが、鼻の奥をきれいに保つことは実は免疫力UPにもつながるんです。

「でも、鼻うがいって痛そう……」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

ご安心ください。全く痛くない鼻うがいの方法があるんです。

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4−3.塩水を飲む

これも当院の患者さんにとってはおなじみだと思います。

天然塩を入れた水は身体への浸透力・保水力が高いため、身体を内側から潤してくれますので、先ほど「加湿」の項目でお話ししたように、万が一体内に侵入したとしても、体内がしっかり潤っていれば、粘膜を通過する前にウィルス粒子は壊れてしまいます。

無理ない範囲で取り組んでみてくださいね。

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5.+α 心がまえも大事!

FMT整体がおすすめする感染症対策、いかがでしたでしょうか?

ただでさえ春先は生活のリズムが崩れやすい季節に加え、今回のコロナの大流行で、ますますその影響を受けがちだと思います。

気候、環境、社会情勢……。変化の著しい時期だからこそ、自分自身の身体をいつも一定の状態に整え続けることが大事ではないでしょうか。

今回ご紹介したものはどれも派手なものではなく、日々の生活を少し意識して変えてみるといったささいな取り組みのようですが、そのちょっとしたこころがけが実は体にとっては大きな影響を与えます。

ぜひ、無理のない範囲で取り組んでみてくださいね!

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最後に・・・・

連日マスメディアから流れる感染症のニュースを見て、不安になるのは無理もありません。

ですが、あまりに怖がりすぎるのは問題ですし、かといって無関心すぎるのも実は問題です。

「でも、一体どうしたらいいの?」

そんなあなたへ。

FMT整体の創始者でもある大愚和尚のYou Tubeチャンネル「一問一答」がヒントになるかもしれません。

よければご覧くださいね。

コロナウィルスの影に忍び寄る新たな感染症の恐怖

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この記事を書いた人

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