健康コラム

「つま先着地」vs「かかと着地」その1

ランニング

その他

こんにちは。
FMT整体の三輪です。

2018年の10月にマラソンで大迫 傑選手が日本記録を樹立してから、
色々なところでマラソンの話題を見かけるようになりました。

その中でも「地面に足を着く際の着地の仕方(接地)」については
本が出るほど話題になっているようです。

今回、日本記録を出した大迫選手は、
「つま先接地」とメディアで取り上げられているので
「つま先で走ることが良い」といったような
偏った解釈も広がり始めて、怪我をする人も増えています。

私たちはどのような接地をするのが理想的なのでしょうか?
今回はこのランニング時の接地について考察をしていきたいと思います。

接地の種類は大きくわけて3つあります。

①かかと着地(ヒールストライク)

かかとから接地をする走法です。
おそらく、ランニングをしている日本人の7〜8割の方がこのかかと接地です。

②フラット着地(ミッドフット)

足裏全体で接地する走法です。
陸王というドラマで話題になった走法です。

③つま先着地(フォアフット)

つま先から接地する走法です。
大迫選手はこの走法になります。

ここで重要になってくるのは、
どの接地が良いか?ではなく、
今の自分のレベルにあった接地をするということです。

例えば、昨日から走り始めた人が大迫選手のような
つま先着地(フォアフット)をすると多くの場合は怪我をします。

なぜなら、始めたばかりの状態ではつま先接地ができるような
身体の筋力や動かし方が備わっていないからです。

ケニアの人たちはほとんどの人がつま先着地(フォアフット)ですが、
それは、普段の生活環境が土や砂利のような不整地で足の裏を怪我しないように
自然とつま先重心で生活をしているため走る時もつま先重心になるようです。
そのため、つま先で走るための筋力や動かし方が自然に備わっています。

しかし、現代の日本人は整地されたコンクリートの上で小さい頃から生活をしています。
足の裏をべったりを地面につけて歩くことが当たり前になっているので
ケニアなどの人たちに比べても、ふくらはぎなどのつま先接地に重要とされる筋肉が発達していません。
そのため、いきなりつま先接地をすると負担にしかならないのです。

大迫選手は小さい頃から不整地を走っていたことで「自然とつま先接地になっていた」と言っています。
つまり、「つま先接地をしよう!」と思ってつま先着地(フォアフット)になったわけではなく、
今までの練習環境によって自然と走法が身についていったのです。

人間はダッシュをしようと思えば、誰しも自然とつま先で接地すると思います。
それと同じように走るスピードなどによっても接地は変わるので
早い選手をやみくもに真似をするのは危険だと思います。

走ることで走力や筋力がつく→さらに速く走るために自然と接地が変わっていく
この順番がとても大切なのだと思います。

女子マラソンの高橋尚子選手や有森裕子選手は、
接地はあまり意識せずに練習をしていたそうです。

その理由は、走り込んでいるうちに
体が自然と楽な走り方を身につけていくからです。

頭で考えて「こうすると速くなる!」というものでも
体がついていかなければ怪我に繋がってしまいます。

まずは、自分自身の体の状態を把握しながら、
体の感覚に任せて走ってみる。

それが遠回りなようで自分に合ったフォームになる一番の近道なのだと僕は思います。

少し抽象的な話になってしまったので具体的なことはまた書いていきますが、
まずは、走っている時の自分の体の感覚を感じるところからがスタートです!

画像出典:ナイキ

この記事を書いた人

三輪 拳

三輪 拳

中学生のとき、オスグッドに悩み、地域の治療院を巡るが1年半治らずFMT整体と出会う。どこに行っても改善しなかった自身の痛みが改善したことに感動し、「自分も将来、困っている人や苦しんでいる人の役に立てる人になりたい」という気持ちを持つようになる。高校では陸上競技をはじめ、山梨学院大学にスカウトで入学するも中退。その後、FMT整体で学び始め、18歳でセラピストデビュー。現在は、FMT整体愛知小牧本院を担当している。