こんにちは。FMT整体の三輪です。
前回に引き続き、「地面に足を着く際の着地の仕方(接地)」について
もう少し、踏み込んで考えていきたいと思います。
前回の記事では(まだ見ていない方はご覧ください)

かかと着地・フラット着地・つま先着地の3つの接地の種類を紹介しました。
まずは、自分のレベルにあった接地をしていくのが良いのは大前提なのですが、
どの接地が体に対しての負担が少ないか?というとフラット接地・つま先接地です。
以下の動画では、
かかと接地とつま先接地のときに体にかかる衝撃について説明をしています。
かかと接地では、かかとの硬い骨からダイレクトに地面に着地するので
ブレーキをかけるような動作になり、着地したときの衝撃が一気に足にかかります。
それに比べて、フラット接地やつま先接地は
かかとに比べて衝撃が少ないことがわかります。
本来、人間が裸足で走ると自然とフラット、
または、つま先接地になるはずです。
例えば、不整地や硬い地面の上を裸足で走ろうと思ったら
かかとから直接着地するのは怖くてできないと思います。
すると自然にフラットまたは、つま先接地になり、
衝撃を少しでも和らげようとして走るはずです。
なぜ、かかと接地の人が多くなってしまったかというと、
ランニングシューズが高性能になったからです。
現代のランニングシューズには、高性能のクッションがはいっているため
かかとから接地する怖さがなくなり、かかと接地がクセついていくのです。
つまり、ランニングシューズの性能が良くなってしまったがために
クッションに頼ってしまい、自分の接地で衝撃を和らげて走る感覚を失っている状態とも言えます。
そのため、ドタドタ・パタパタ音を立てながら走る人もたまに見かけます。
(裸足であれば、痛くてあれほど音を立てて走れないはずです)
では、どうやって接地の感覚を磨いていくのかというと
おすすめの方法は2つあります。
1つは、フラットな底のシューズを履くことです。
多くのランニングシューズは、土踏まずのあたりに補強材がはいっていますが、
出典:Asics
以下のようなフラットなソールの方が裸足に近い接地の感覚になります。
出典:Asics
このようなフラットな底のランニングシューズで練習をしていくと良い接地に近づいていきます。
FMT整体でおすすめしているのはビモロシューズです。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

2つめは、裸足で芝生を走ることです。
裸足で芝生を走ると自然にフラットやつま先接地になるのを体感できると思います。
この感覚を持ちながらフラットなランニングシューズで練習をしていくと良い接地になりやすいです。
シューズを履かずに芝生を走ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、
素足で芝生を歩いてみると意外に気持ちいいので、
まずは、素足で芝生を歩くということから始め、慣れていってください。
自分の着地に対して、どのぐらいの衝撃が返ってくるのか?を感じながら走っていると
こうやって走ったほうが楽だな。こうやって走ったほうが疲れにくいな。と走り方がわかってきます。
すると、徐々に自分にあった接地が身についてきます。
ぜひ、以上を参考にしながらより良い走りを目指していきましょう!
ちなみに、この接地の感覚を掴んでいない状態で、最近話題になっている
ナイキの厚底シューズを履くと足や腰への負担が大きくなって痛める可能性があります。
また、このあたりは次回以降の記事で書いていきますね。