健康コラム

「無痛症」が教えてくれること。

痛み

その他

「この痛みさえなければ…」

「どうして自分がこんな目に…」

痛み=自分を苦しめる嫌なもの。初めの頃、多くの患者さんはそうおっしゃいます。

FMT整体の患者だった当時、釘を踏んづけたんじゃないかくらいの足の裏の痛みに
「もう、一体、この足の裏の痛みはなんなの。いい加減にして・・・。」
私自身もそう思っていました。

でも、この事実を知ったら、あなたの痛みへのイメージは大きく変わってしまうかもしれません。

いつだったか、まだ施術家になる以前、何気なく見ていたテレビ番組で
「無痛症(むつうしょう)」という世界でも数えるほどの患者数しかいない病気のことを知りました。

その名の通り、痛みを全く感じない病気です。温度(温・冷)なども感じません。

番組では、物心がつくかつかないかくらいの年齢の外国の女の子のエピソードが紹介されていましたが、それはとても衝撃的なものでした。

複雑骨折していても、気づかない?!

ある日、この子は、いたずらで自分で自分の歯を全部抜いてしまいました。顔面血だらけの娘を見た両親は驚愕です。

またある日は、友人と遊んでいる時に、「私はスーパーマンだから痛くないのよ!」と言って、自宅の2階から飛び降り、複雑骨折。女の子の親が気付いたのは3日後でした。

別の日には、ストーブにもたれかかったままなのに気づかず、背中を大やけど。

肉の焦げた匂いに両親が気づかなければ、取り返しのつかないことになっていたかもしれません。
それなのに、当の本人は全く痛みも熱さも感じないのです。

むしろ、聞いていた私の方が痛い気がしたくらいです。

にわかには信じられませんが、このような病気が現実に存在しているのです。

痛み。それはあなたを救う、厳しくも優しいサイン

そう思うと、自分を苦しめるだけかのように見える「痛み」へのイメージが少し変わりませんか?

もちろん、体に起こる痛みや違和感は、本当に辛いと思いますし、あなたが感じている感覚、それは紛れもなく事実だと思います。

でも、もしも体がどこかおかしくなっているに、その痛みを全く感じないままだとしたら・・・?

気づいたときには、

もう二度と手が使えなくなっているかもしれない。

もう二度と歩けない状態になっているかもしれない。

そう思うと、痛みは最悪の状態になる前に気づかせてくれているものだと思うのです。

どこかで人はそのことを知っている?

日々、患者さんと接する中で、思うことがあります。

本当は、誰もがそのことを心のどこかで知っていて、それに気付けるかどうかだけなんじゃないかと。

「これまでいかに体を大事にしてこなかったか反省しました。」

「痛くなって初めて周りの人のありがたみが身にしみた。体が教えてくれたのかもしれません。」

「はじめは自分を苦しめるために起きていると思っていたのに、今では痛みに感謝するようになりました。」

と、悟りにも似た言葉をおっしゃる患者さんが少なからずいらっしゃるからです。

痛みを無理やり「幸せだ!」と思い込む必要はないと思います。でも、少し見方を変えると「痛み」には意外な一面があると思いませんか?

“無痛症”という事実から、あなたの痛みへの認識が少しでも変わって気持ちが楽になるといいなという願いを込めて、最後に【FMT整体 回復6か条】を紹介をします。

【FMT整体 回復6か条】

一、すべてのケガや病気は、ある日突然やってくるのではなく、これまでの習慣の積み重ねの結果であると理解すること

一、痛みや違和感は、望ましくない習慣をあらためよと教える体からの警告シグナルであると理解すること

一、病気に対する3つの間違いを知り、正しい理解、正しい療法、正しい習慣を学ぶこと 3つの間違いとは、認識の違い、方法の違い、治る=痛まないの違い

一、回復しやすい条件を整え、回復を妨げる要素を排除すること

一、己の体が持つ自然治癒力と治療家を信じて治療に望むこと

一、目の前の病状を嘆くのではなく、希望と信念を持って具体的に動くこと

 

この記事を書いた人

山極理奈

山極 理奈

ごく普通の会社員だった私がFMT整体と出会ったきっかけは、長年付き合った足底筋膜炎。お坊さんが始めたという整体が大事にしていた「必ず挨拶をすること」という姿勢に感銘を受けた。同時に、自分の健康を自分で整えられるようになりたい、また、家族や友人の役にも立てるかもしれないという思いから、施術家の道へ。現在、東京大崎院と東京目白院を担当している。