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いきなりですが、”心肺蘇生法”ってご存知でしょうか?

何らかの事故で心臓や呼吸が止まった人に対して、人工呼吸や心臓マッサージを行う救急措置です。

私は以前、カヤックというウォーター・スポーツをやっていたので、毎年この心肺蘇生法認定講習を受けていました。

この講習は、2人で1体のダミー人形を使って、1日中人工呼吸と心臓マッサージを、ひたすらするというスパルタ式講習です。おかげで、しっかり動きが体に染み込むのですが、家に帰るころには人口呼吸のやりすぎでヘロヘロな状態になります。。そのようなことが年1回の恒例行事になっていました。

その心肺蘇生法の簡単な流れは、倒れている人を見つけたら、まず「大丈夫ですか!」と声をかけながら肩を叩き反応があるかを診ます。

反応がなければ、次に”気道確保”をします。(2010ガイドラインからは心臓マッサージから始める。)気道確保とは、下の絵のように、相手のあごを突き出すようにして、気管を真直ぐにして呼吸の通りを良くする体位です。
酸素が肺に届きやすくなるのです。

これだけでも、呼吸が回復する人がいるくらい大切なものです。

講習で使うダミー人形は、気道確保ができていないと、空気が肺の中に入らないように、ちゃんとできています。空気が入らないと横から「ひゅ~」というような実に情けない音がもれます。ちょっと恥ずかしさもあるので、気道確保にとても敏感になります。

そのような気道確保にとても敏感な私が、電車に乗ると、とても心配になります。乗っているほとんどの人が、気道確保できていない緊急事態だからです。

多くの人が、首を前に倒してスマホをずっと見ているのです。
気道確保とは反対の姿勢だからです。

時々顔を上げる人もいるのですが、ずっと、下を向きっぱなしの人も少なくありません。しかもスマホを見る表情は険しく何とも苦しそうにも見えます。

なんだか、心配になってしまい、思わず、「大丈夫ですか!」と反応確認したくなってしまいます。

下を向きっぱなしの状態が長い間続くと、筒状の気道が折れて酸素が肺に届きにくくなります。そして怖いのが、それが無意識に習慣化になってしまうことです。

家に帰っても同じようにスマホを見ていると思うと、とても心配です。
酸素が届きにくくいなることで、血液や体液の循環を全身に巡らすはたらきも滞ってしまうからです。そのことで筋肉が硬くなってしまい、痛みやしびれなど体の不調を起こす原因の1つになってしまうからなのです。

息を吸うと肋骨が「ふくらみ」、息を吐くと「しぼみ」ます。手を胸に触れて深呼吸するとわかりますよね。体の中心が「ふくらみ・しぼむ」ことがしっかりできると、体の中心から末端へ、末端から中心部へ、酸素や血液、リンパ液など全身をめぐることができるのです。

私もスマホは持っていますし、電車の中でもスマホを見る機会もあります。
私は、夢中になってしまうたちなので、ついつい長い時間見てしまうという気持ちはとてもよくわかります。

ですので、私は意識的に気を付けています。まず電車に乗ったら、ズボンのポケットにスマホを入れちゃいます。
ちょっと出しにくくなるだけで、「ま、いっかー」という気持ちになりスマホを見なくなります。

でも、どうしてもスマホを見たいという時は、できるだけスマホを見続けないように、こまめに車内広告に目線を移すように心がけています。

このように“体思いのスマホユーザー”を流行らせようと、地味に活動をしています。

 

スマホを見ない時間を少しでも増やすと呼吸が楽になり体が軽くなります。うちに帰る時の疲労感が断然変わってきます。

「ただいま~」って元気よく帰れますよ。
ぜひ、やってみてください。

 

この記事を書いた人

田中学

田中 学

学生時代に腰を痛め、リハビリではじめたウエイトトレーニングにはまる。トレーナーの資格をとったが、友人の体の痛みを改善できなかったことがきっかけとなり、整体の専門学校で勉強。25年勤務した市役所を退職し、意気揚々とセラピストデビューしたが、半年もしないうちに経営危機に、「もう、だめか。」と思った時、偶然FMT整体に出会い一から学び直す。横浜と東京で6年間セラピストとしての経験を積む。父の脳梗塞を機に実家に戻り、現在、FMT整体長野出張所を担当している。