こんにちは。FMT整体の三浦です。
韓国に留学し、サッカーとバスケットボールをしていたY君は、
左膝がオスグッドになり、練習できずに辛い思いをしていました。
整形外科では、治るのに1年ぐらいかかると言われたそうです。
きっと、大きな決意を持って留学したのだと思いますが、
練習ができない不安や焦りでさぞかし辛いのではないでしょうか。
離れて暮らす親御さんもとても心配だと思います。
Y君のお母さんは、インターネットでオスグッドを必死に調べたそうです。
驚いたことは、記事によって言っていることが違うこと。
オスグッドの治療は確立されていないことが分かったということでした。
それでもFMT整体に来られたのは、ホームページにとても詳しく説明されていて、
オスグッドは治ると書いてあり、実際数回で治った患者さんの声があったからということでした。
(※オスグッドについて詳しく知りたい方は「オスグッドシュラッター病とは」をご覧ください。)
ただ、FMT整体に通うためには、Y君を韓国から一時帰国させ
さらにお住いのある静岡県から横浜まで毎回送迎しなくてはならないので
実際、最初は迷われたようですが、
いろんな治療院や整体院に電話したところ
FMT整体の対応が一番丁寧で、説明内容も納得できたので、
ここなら治ると感じ予約をされたそうです。
Y君も「母にすすめられたので、希望を持って来ました。」ということでした。
Y君に与えられた時間は実質4日間です。
その中でどれだけ改善できるかということになりますが
やれるだけのことをする。これしかありません。
初回の施術前、Y君に屈伸してもらうと、膝の痛みはありませんでした。
オスグッドの場合は、屈伸すると痛むことが多いのですが、
痛くないのは、通院までにY君がしっかり休んでいたおかげだと思います。
しかし、片脚で屈伸してもらうと、泣くほど痛い痛みレベルを最高の10レベルとすると、
1レベルぐらいの痛みがありました。
日常生活では、階段を1段飛ばしして上ると3レベルぐらいの痛みがあるようです。
この状態で運動をはじめると、すぐに痛みがひどくなるでしょう。
初回の施術後、屈伸してもらうと、痛みレベルが0.3まで落ちていました。
翌日、2回目の施術前は、片脚屈伸の痛みはなく違和感程度になりました。
初回の施術後、Y君が安静にしていたおかげだと思います。
FMT整体の施術は、施術をした直後だけではなく翌日にかけて効果が続くので
負担をかけないことでその効果が最大限に発揮されます。
「治す」ためには、自分の体に備わる治癒力(≒血流)を邪魔しないことが大切です。
施術は、滞っていた治癒力を最大限発揮させるためのきっかけにすぎません。
2回目の施術後は違和感もなくなりました。
ここまでは順調に進んでいますが、痛みがなくても油断は禁物です。
Y君は、骨盤の動きの悪さからと思われる腰痛と、
有痛性外脛骨(足の土踏まずのあたりの骨がはがれて痛む症状)もありました。
すべての動きの土台となる足に問題があったり、
太ももの筋肉がつながる骨盤の動きが悪かったりすると
膝に負担がかかりやすいので、これらも治していく必要がありました。
幸い、これらの症状は、ひどくはなっていなかったので、
痛みを起こしている原因となる筋肉を柔らかくして、
予防のケアを行なっていくことでなんとかなりそうでした。
3日目からは、全く痛みも違和感もなくなっていました。
全身を整え、細かい部分を施術して終了です。
4日目、最終日には筋肉はさらに柔らかくなっていて、
身体全体の動きも良くなり、運動を再開しても良いと思える状態でした。
Y君は、翌日韓国に渡るとのことで、再び筋肉が硬くならないように、
自分で自分の体に施術をできるようになるセルフケアDVDを購入しました。
最後に、Y君に合ったセルフケアやストレッチなどのやり方を伝え、
全4日間の施術を終えました。
遠方から通われる患者さんは、早い改善を見せることが少なくありません。
もちろん、症状の重い軽いによっても異なりますが、
「行くからには絶対治す」という決意が、行動を変えるのかもしれません。
施術は施術家と患者さんやご家族との二人三脚だと思います。
足並がそろえば、驚くようなスピードでゴールテープを切れることがあります。
今回、施術を受ける条件や環境が十分に整っていなくても、
Y君のように、治すと決めて希望を持って行動することで
道は開けて行くのだと改めて学ばせていただきました。
Y君、頑張って下さい!