腸脛靭帯炎の痛みがなかったらどんなチャレンジをしますか?
走り始めると膝が痛くなってしまって思うように走れない。この痛みさえなければ。自分の目指す目標に向かう気持ちはあるのに体が先に悲鳴をあげてしまう。そんな状態ではないでしょうか?
走るたびに痛みを繰り返していると、走ったら痛くなってしまうイメージがついてしまって、全力で走ることへの自信もなくなってしまいます。
でも、大丈夫です。腸脛靱帯炎は必ず治る症状です。もちろん、今はまだ本当に治るのか?という気持ちでいっぱいだと思います。
あなたは、腸脛靭帯炎の痛みがなかったらどんなチャレンジをしますか?
ぜひ、そのチャレンジは諦めないでください。あなたがそのチャレンジをしたいと思い、行動をすればきっとできますよ。
私たちは、あなたが痛みを気にせずに躊躇なく、チャレンジできるようにお手伝いをします。大丈夫です。腸脛靱帯炎は良くなりますよ。
腸脛靭帯炎は、根本的な原因を解消すれば必ず良くなります
あなたの腸脛靱帯炎が治っていない理由は、根本的な原因が解消されていないからです。根本的な原因が解消されれば、どんな状態の腸脛靱帯炎でも改善していきます。
腸脛靱帯炎は、膝の外側に痛みがでる症状ですが、走った時・走った後に痛みが出たり、ある一定の距離まで走ると痛みが出る方もいます。また、痛みが出ても休むとある程度良くなって、走り始めるとまた痛くなることを繰り返す症状でもあります。
病院や整形外科に行くと、腸脛靱帯炎の原因は、「使いすぎ」「オーバーワーク(練習などのやりすぎ)」と言われ、ランナーに多い怪我から、別名「ランナー膝・ランナーズニー」とも呼ばれます。
ですから、一般的な治療方法は、安静にして、アイシング、湿布、電気治療、マッサージ、ストレッチを行います。
しかし、これらをやっても腸脛靱帯炎が良くならないのは、腸脛靱帯炎の根本的な原因に働きかけができていないからです。
腸脛靱帯炎の原因は、筋肉の硬さ
もう少し、詳しく原因について説明していきます。下の図を見てください。
出典:だいたい療法
赤い丸の部分が腸脛靭帯炎で痛みが起きやすい場所です。図の中の赤い部分(大腿骨外側上顆)と腸脛靭帯が使いすぎ(ひざの曲げ伸ばしのしすぎ)でこすれあうことで炎症が起きて痛くなる。というのが、一般的に言われている原因です。
しかし、本来、腸脛靭帯は骨とこすれあうようには出来ていません。ある程度の柔軟性、弾力があるためこすれにくく、こすれても簡単には炎症は起きないようになっているはずです。
では、なぜ、擦れるようになってしまうのでしょうか?次にこちらの図を見てください。
出典:http://bodywork-center.com/blog/?p=1447
太ももの外側の白くなっているところが「腸脛靭帯」という靭帯です。この靭帯は上の方にたどっていくと「大腿筋膜張筋」や「おしりの筋肉」とつながっています。
この大腿筋膜張筋やおしりの筋肉が硬くなると、つながっている「腸脛靭帯」は硬くなった筋肉に引っ張り続けられて、ギターの弦のように張っていきます。
つまり、ギターの弦のように張っている状態でひざの曲げ伸ばしなどの動作をすると、骨とこすれやすくなり、痛みが起きるのです。
ですから、この腸脛靱帯を張らせている原因の筋肉の硬さを解消することができれば、痛みは改善されていきます。
あなたが腸脛靭帯炎になった根本的な原因を見つけることが大切
もしかしたら、ここまでのお話はインターネットや通っていた治療院の先生から聞いたかもしれません。
しかし、すでに筋肉を柔らかくするためにマッサージや電気治療、ストレッチはやっているけれど治っていないそんな状態ではないでしょうか?
それは、先ほど説明した原因とは別に、あなたの腸脛靱帯炎の痛みを引き起こしている原因があるからです。
例えば、良くランナーの方にあるのが足首・足の指の硬さが腸脛靱帯炎の痛みに繋がっているケースです。
このように私たちの足の裏には、3つのアーチがあり、そのアーチによって地面からの衝撃を吸収しています。
しかし、足首や足の指の筋肉が硬くなってしまうと、このアーチ機能が失われてしまい、アーチで衝撃が吸収できなくなります。その吸収できなかった衝撃は、足首から上のふくらはぎやすね、太もも、お尻の筋肉に直接負荷がかかるようになります。すると、筋肉が硬くなり、痛みに繋がります。
特に現代は、コンクリートの上の走ることが多いので足首や足の指は硬くなりやすいのです。しかし、ここをケアできているランナーの方は少ないです。
もちろん、足首だけではなく、人によって硬くなっている場所は違います。下の図は私たちの“筋膜”の繋がりを表した図です。
出典:アナトミートレイン
筋膜とは筋肉を包んでいる膜のことで、このように全身繋がっています。腸脛靱帯そのものがこの筋膜が集まった組織とも言われています。
ですから、このつながりの筋膜が硬くなれば、腸脛靱帯は影響を受けます。このように全身の繋がりを見た上で治療をしていかないと痛みは改善されないのです。
ですから「腸脛靱帯炎」とひとくくりにして、一般的な腸脛靱帯炎の原因に当てはめて治療をするのではなく、なぜあなたの腸脛靱帯炎は起きているのか?をきちんと考えて治療をすることが大切です。
私たちは、実際に問診や施術をしていく中でその方の膝の痛みを引き起こしている原因を探っていきます。その原因がきちんと解消されれば、どんな状態の腸脛靱帯炎でも改善していきます。
原因がわかっていても治療方法が間違っていると治りません
また、腸脛靱帯炎の痛みの原因がわかっても、その原因を解消するための治療方法が間違っていると腸脛靱帯炎は治りません。
FMT整体では、これまでに「どこに行っても良くならなかった腸脛靱帯炎の患者さん」を多く診てきました。その患者さんからこれまでに行ってきた治療方法をお聞きすると、
①サポーター
②干渉波・ドップラー波電療法(病院や接骨院でおこなう電気治療)
③マッサージ、指圧
④湿布、痛み止め
⑤アイシング(患部を冷やす)
⑥ストレッチ
などが挙げられました。私たちは、この治療方法を否定しているわけではありません。しかし、もしこれらの治療方法を続けていても効果が出ていないのであれば、今後その治療を続けていっても腸脛靱帯炎が治るとは思えません。
実際に私たちが診ている患者さんの中には、電気治療・マッサージ・ストレッチなど刺激の強い治療を繰り返していることで、治りづらくなっていたり、逆に悪化している方は少なくありません。
実は、病院や整形外科では、レントゲンなどで異常が特になければ、膝の痛みが出ている場所によって診断名がつけられます。そして、その診断名に対してどのように治療をしていくのか?が決まっています。ですから、基本的にはどんな腸脛靱帯炎の方に対しても同じ流れで治療をおこなっていきます。
もちろん、それで良くなれば問題ないのですが、FMT整体には良くならなかった方が多く来られているのも事実です。
ですから、私たちは“症状”を診るのではなく、人を診ることを大切にしています。
例えば、同じランナーだとしても、その人の走り方や動きのクセ、走る距離も違います。ストレス解消のために3キロ程度ジョギングをする方とマラソンに出場している方では同じランナーでも負担のかかり方や疲労する場所は変わってきます。
腸脛靱帯炎という症状は同じでも、その症状を引き起こしている人は違うのです。
私たちは、一般的に言われていることをやってきて治らないのであれば一般的な腸脛靱帯炎の原因にそって治療をするのではなく、その人に向き合って治療をしていく必要があると考えています。
原因を探り、仮説と検証を繰り返して、その方と対話をしながら治療を進めていくことを大切にしています。上手くいけば正しい。上手く行っていないのであれば、何が治りを妨げているのか?などを一緒に考えていくことでどんな状態の腸脛靱帯炎でも改善することができます。
チャレンジをし続ける人たちが最優先で取り組むこと
自己紹介が遅れました。はじめまして。FMT整体の三輪拳と申します。私は、高校から陸上競技を始めて、最終的には大学にスカウトをいただいて競技をしていた経験があります。
大学に入学してからは、実業団の選手や大学トップレベルの選手の練習している姿を見る機会が増えてとても勉強になったことがあります。
それは、長期的に結果を出し続けて、自分の目標に挑戦し続けている選手ほど多少の違和感であっても練習を調整して、無理をしないということです。
ウォーミングアップをする中で、自分の体の状態を見て、調子が悪かったら無理に練習にはいるのではなく、練習を休んででも体の調子を上げるためにケアに時間をかけていました。
私は練習をしなければ、体力が落ちてしまって、今までやってきた練習が無駄になってしまうんじゃないか?と走れないことに焦りを持っていた時もありましたが、上のレベルで挑戦し続ける選手が「今、何が最優先すべきなのか?」をしっかり考えて取り組んでいる姿を見て、いかに自分が漠然と取り組んでいたかを痛感させられました。
メジャーリーグでプレーするイチロー選手も自分が打てなくなった時にまずやることは、自分の体を徹底的に整えることだそうです。
結果が出ない。自分の思うようにならないときは、焦ってしまったり、弱気になってしまいます。その時に気持ちを強く保とうとか、フォームの見直しをするのではなく、自分の体の調子がどこか崩れているところがあるから思うように動かない。だから最優先で体を整える。という考え方をするそうです。
怪我を繰り返してしまう人は、この休んで体を整えるこのへの優先順位が低い可能性があります。
ですから、走れない間に何かできることはないか?少しでも体力を落とさない方法はないか?と痛みがある範囲で練習をすることを考えるのではなく、この走れない間に徹底的に自分の体を整えて、最高の状態にしよう。と意識を切り替えることができたら、結果的に治りも早く、怪我をする前よりも良い状態になります。
中途半端はいい結果を生みません。今後も長くチャレンジをし続けるためにも、体を整えることを最優先にして取り組んで見てください。きっとあなたが求めている結果に繋がりますよ。
参考までに当院に来られた患者さんの声を紹介します。同じような症状の方がいらっしゃったら今後の治療への参考にしてみてください。
FMT整体に腸脛靱帯炎の治療で来院されていた患者さんの声
遠方で通うことが難しい方へ
遠方で通えない方や様々な都合で頻繁に通えない方は「FMT整体の痛み回復理論に基づいて作られた膝の痛み改善セルフケアビデオ」を使って、自分で腸脛靱帯炎のケアをすることもオススメしています。
セルフケアビデオの詳細は「自宅で膝の痛みを改善するためのセルフケアビデオ」をご覧ください。
最後に
あなたはまだ、チャレンジしきれていない未練が残っているはずです。ですから、そのチャレンジに向かって、今何をすべきなのか?をもう一度考えてみましょう。
自分に挑み続け、そして、今の自分を超えていく。そのための土台はあなた自身の体なのです。
安定しない土台は、積み上げれば積み上げるほど、不安定になって崩れてしまいます。
もしかしたら、今のタイミングで腸脛靱帯炎になってしまったのは、土台の体がしっかりと整っていない状態で積み上げたからかもしれません。
この機会に自分の体を整えて、安定した土台を作り、躊躇なく自分に挑み続けられるよう。チャレンジし続けられるようにしていきましょう。
大丈夫です。私たちも全力でそのサポートをしていきます。
まだまだ、先が見えないため不安もあると思います。ですから、一人で悩まずに私たちに相談してくださいね。一緒に頑張っていきましょう。