症例

頚椎症を改善したYさんの記録帳

記録帳

頚椎症

こんにちは、FMT整体の田中です。

私たちは、患者さんが来られた時に、前回の施術から今日にかけてお体の様子をお聞きします。

頚椎症という腕や手に痛みやしびれの起きる症状で通われているYさんは、
「今週は、ゴルフをやっちゃったからしびれが出ちゃいました。」
と、体の様子を記録した用紙を見せながら話をしてくれます。

ゴルフはお仕事でやむを得ずの参加で、極力無理をしないようにコースを周ったそうですがYさんのお体にはまだ負担があった様です。

Yさんが体に異変を感じたのは10年前からで、その頃から少し手にしびれを感じていたそうで、
しびれが強くなると病院で首をけん引する、という繰り返しで60代まで、だましだまし来ましたが、
半年前から今まで以上にしびれが強く朝起きた時に、手が固まって指が動かしずらくなってきました。

Yさんは心配になって病院へ行き、レントゲンやⅯRIを撮ると首の骨の変形と骨と骨の間にある椎間板が減ってきて、
それらがしびれや動かしにくさにつながっているとお医者さんは話してくれたそうです。

また、「将来的には今よりももっとひどい状態になるかもしれないので、その時は手術を考えていきましょう。」と
いうことを告げられ、Yさんはとても不安になったそうです。

だからといって、病院の治療は今までと変わらず、首の牽引とシップだけだったので、「これ以上病院へ行っても治らない。」と思い
インターネットでここを知ったそうです。

一般的に頚椎症は、骨の変形や骨と骨の間にある椎間板の減りや飛び出すことなどから神経を圧迫し、
腕や指先にしびれや痛みを出すと言われていますが、

実は、首の骨の変形や椎間板の異常があっても痛みやしびれを感じることなく生活をしている方もいます。
レントゲンやⅯRIを撮るずっと前から骨や椎間板に変形などがあったのかもしれないので、必ずしもそれらが痛みの原因だとは
言い切れないと思います。

こちらに来られた頃のYさんは、背中と肩甲骨周辺の筋肉に硬さがあり、それらの筋肉が首や肩を引っ張り続けて
腕に伸びる神経や血管を圧迫していることの一つとして考えられました。

この症状についてはこちらで詳しくお伝えしています。
手術する前に読みたい頚椎症を治すための治療方法と本当の原因

Yさんは、こちらにくるにあたって自分でも何かできることはないかと思い、まずはご自身の体を把握するために
記録を付けてみようと思ったそうです。

1週間の記録は、Yさんの体の好転や悪化をグラフ化したものに、その日の出来事や気づきを書いたものです。

グラフなどで1週間の変動がわかるので、何がしびれを強くしているのかYさんと一緒に考えることができます。

ある週のYさんは、庭の手入れや趣味のテニスをした夜にしびれが増す傾向があり、そのしびれが数日は続きましたので、
しばらく、庭仕事やテニスはお休みにしました。

また、ゆっくりお風呂に入った夜や、お伝えしたセルフケアを念入りにして眠った夜は、しびれが弱く
しびれを感じてもすぐ治まることが記録から見てとれたので、それは継続してもらいました。

確実に改善に向かっていることが、記録からわかることでYさんのモチベーションアップにもつながり、
7回ほどの施術でテニスを軽くしても夜のしびれなく、ぐっすり眠ることができるようになりました。

今では、体の負担を感じると、すぐに体を休ませ、お風呂とセルフケアを行いご自身で、回復に努めているそうです。
「先日、孫と遊んだ後でもしびれや指が固まることはありませんでしたよ。」と笑顔で報告してくれました。

毎日の痛みを振り返り記録をつけることは決して楽なことではないと思います。
Yさんはこちらに来られたころからそれをはじめ、完治するまで続けられました。

Yさんが記録をつけてくれることで、しびれの状況やご本人のお気持ちを具体的に共有できるので、私も細かなアドバイスができますし、
ご自身でも、できることを考えて行動されたことは、何より回復を早める後押しになりました。

施術家だけに頼らない、Yさんの探究心と行動力は学ぶべきことがたくさんあります。

この記事を書いた人

田中学

田中 学

学生時代に腰を痛め、リハビリではじめたウエイトトレーニングにはまる。トレーナーの資格をとったが、友人の体の痛みを改善できなかったことがきっかけとなり、整体の専門学校で勉強。25年勤務した市役所を退職し、意気揚々とセラピストデビューしたが、半年もしないうちに経営危機に、「もう、だめか。」と思った時、偶然FMT整体に出会い一から学び直す。横浜と東京で6年間セラピストとしての経験を積む。父の脳梗塞を機に実家に戻り、現在、FMT整体長野出張所を担当している。