症例

自律神経の乱れの原因は、筋肉の過度な緊張にある

自律神経の乱れ

自律神経失調症

こんにちは、FMT整体の三輪です。
最近は、自律神経系の症状でFMT整体に来院されている方が増えています。

自律神経の乱れ・自律神経失調症などと病院で診断をされると、基本的には、薬を使っての治療になりますが、なかなかそれでは良くならないという方が非常に多いと感じています。

薬は、一時的に症状を抑えることはできても、根本的な解決にはなりません。

根本的な解決をするためには、自律神経を乱し、誤作動を起こしている大元の原因に対処する必要があります。

では、その大元の原因とはなんでしょうか?
それは「筋肉」です。

自律神経は、交感神経(戦う・動くときに働く)と副交感神経(休むときに働く)がありますが、これは、体の筋肉の状態に大きく左右されます。

例えば、自然界で敵と出会ったときには、交感神経を強く働かせて、全力で戦う(逃げる)ために心臓の鼓動を早くして、全身の筋肉を緊張させる必要があります。これは、すぐ動けるようにするための仕組みです。そして、敵がいなくなれば、緊張を緩めます。

しかし、現代の社会は、ストレスを感じ続けることが多くなったことで、常に体を緊張させ、それが元に戻せなくなってしまっていることが自律神経系の問題を引き起こしているのです。

これは、もう戦わなくてもいいのに、常に臨戦態勢になっている状態です。常に臨戦態勢であれば、体が疲弊して、色々な症状が出てくるものなんとなくイメージができると思います。

実際にFMT整体に来院している自律神経失調症の患者さんは、自覚はなくても全身の筋肉の緊張が強い方が多いです。そのような方は、筋肉を施術で緩めると症状が改善していきます。

ストレスをゼロにすることはできませんが、筋肉を緩めることで、誤作動を起こしている自律神経を整えることはできるのです。

筋肉は、過度に緊張しすぎ、または、緩みすぎというどちらかに偏った状態は理想の状態ではありません。緊張もできるし、緩めることもできるというのが理想の状態です。

難しい話になってしまいましたが「最近、緊張することが続いているな。」「体の力が抜けないな。」というときは、お風呂にゆっくり浸かったり、施術で筋肉を緩めることを意識して取り入れ、

逆に「ダラダラすることが習慣化してしまっている。」「体調が悪いわけではないけど、何事にもやる気が起きない。」というときこそ、ハードルが高いことにチャレンジしたり、運動をして体を動かすと適度な刺激が入って活力も出てくると思います。

「動く」と「休む」のメリハリを大切にすることが自律神経を整える第一歩です。
どちらかに偏っているなと思ったは方は、ぜひ、日々の生活にこの考え方を取り入れてみてくださいね。

この記事を書いた人

三輪 拳

三輪 拳

中学生のとき、オスグッドに悩み、地域の治療院を巡るが1年半治らずFMT整体と出会う。どこに行っても改善しなかった自身の痛みが改善したことに感動し、「自分も将来、困っている人や苦しんでいる人の役に立てる人になりたい」という気持ちを持つようになる。高校では陸上競技をはじめ、山梨学院大学にスカウトで入学するも中退。その後、FMT整体で学び始め、18歳でセラピストデビュー。現在は、FMT整体愛知小牧本院を担当している。