活動日誌

「本番だけつくろってもだめですよ。」研修時代の苦い思い出

研修

未分類

こんにちは。FMT整体の山極です。

どんな仕事でも研修期間があると思いますが、多分に漏れず私にもあった研修時代のことを書いてみたいと思います。

FMT整体の施術家になるには、「FMT整体セラピスト養成学院」のプロコースで半年間、座学と実技を学びます。その後、卒業して次の日からすぐに患者さんを診はじめるわけではなく、院内での受付研修があります。

これが、「施術の技術よりも大事」と言っても過言ではないくらいに、いろいろなことを学びます。

◆研修での学びについて、三輪先生もブログを書いています◆

【学院講座レポート⑤】施術の効果を上げる環境作り
先日、開催されたセラピスト養成学院の実技講座(プロコース)では、 「患者さんが治りやすくなる環境作り」についての講義がありました。

=======

それはもう、「こんなことまで?!」ということが沢山あるのですが、その中からほろ苦い思い出を1つ。

研修中によく言われたのが、「本番だけつくろっても、患者さんには絶対に伝わってしまいますよ。」ということです。施術中だけ患者さんの前で先生ぶっても丁寧ぶっても、絶対に日頃の自分が出るからね、と言われていました。

これを痛感する出来事があったのが、私がFMT整体の本部である愛知小牧本院で受付研修をしていたころ。

愛知小牧本院は施術室と事務室が別室で分かれており、午前の施術が終わって昼休みの時間になると、先輩の先生方は事務室で話し合いをしたり仕事をしていて、私は施術室の受付の机を借りて作業をしていました。

ある日、私がいつも使わせてもらっている場所を先輩方が急きょ使うことになり、作業の手を止めて別の部屋へ移動することになりました。その時、脱いだ白衣の上着を座っていた椅子に置きっぱなしにして忘れてきたのですが、しばらくして……、

「山極先生、ちょっといいですか。」

と先輩の先生からさっきまで私がいた場所に呼ばれました。

「これを見てください。」と言う先輩の指差す方を見ると、私が座っていた椅子の上にクシャッと置かれた白衣が……。

クシャッとは言うものの、一応申し訳程度にたたんだ形跡はあるのですが、お世辞にも決して美しいとはいえませんでした。そこで言われた一言が、

自分が患者だったら、施術道具である白衣をこんな風に扱う先生には診てほしくないです。」

頭をカナヅチでガツーン!とやられた気分でした。

(いつもはちゃんとキレイにたたんでいるんです!でも、さっきは急だったから、時間がなくて慌てていて……)

と、私が言い訳しようとしたのをまるで見透かしたように、続けて「さっきは急なことだったから仕方ないところもあるのかもしれませんが、余裕がないときとっさに普段の自分がそのまま出ますよ。」と言われて、もはやグウの音も出ませんでした。

こうして思い出すと今でも胸がちょっぴりチクリとします。

=====

私たち施術家は患者さんのお身体に直接触れる仕事です。しかも、うちに来る患者さんのほとんどはひどい痛みを抱えています。揉んだり押したりしないうちの施術ですら痛いという方も少なくありません。

それなのに、いざ本番(施術)だけ気をつけていても、急に丁寧にできるはずがありません。

だから、普段からドアをそっと閉めたり、お茶碗を音を立てないように置いたり、足音をバタバタと立てないようにしたり……、日常生活の全てが施術だと思って過ごすように、とずっと、ずーーーーっと言われておりました。

なので、白衣も普段はきれいにたたんでいました。そう、余裕があった時だけは。
ですが、慌てて余裕をなくした時、とっさに出てきたのは白衣をクシャッと置く自分でした。

つまり、いざという時に患者さんにも雑さが伝わってしまうよ、ということなのです。

患者さんを癒すのは、施術をしている最中だけでないこと。

今でも白衣を片付けるたび、このときのことが臥薪嘗胆さながらに思い出され、気持ちが引き締まります。

……と言いつつ、まだまだ私も未熟で、言われたことを完璧にできるようになったわけではありません。やってしまってから「しまった!」となることも今だにたくさんあります。

その都度、研修時代のことを思い出しては日々精進中です。

この記事を書いた人

山極理奈

山極 理奈

ごく普通の会社員だった私がFMT整体と出会ったきっかけは、長年付き合った足底筋膜炎。お坊さんが始めたという整体が大事にしていた「必ず挨拶をすること」という姿勢に感銘を受けた。同時に、自分の健康を自分で整えられるようになりたい、また、家族や友人の役にも立てるかもしれないという思いから、施術家の道へ。現在、東京大崎院と東京目白院を担当している。